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日東製網(株)【3524】の掲示板 2018/12/27〜2024/03/13

「驚くような新展開が…」江戸時代から続く伝統的な「定置網漁」最新技術で資源把握や効率化【SDGs】
2024年3月12日 7時13分 SBS NEWS

伊豆近海の海では「定置網」による漁が伝統的に行われています。漁師の経験や勘が頼りの定置網漁ですが、見えない海の中を最新の技術で可視化する事で、資源の把握や漁業の効率化に役立てようという動きが加速しています。


これは、静岡県が2023年度から始めた「水産業デジタル実装促進事業」の一環です。見えない海の中を最新技術で可視化しようという取り組みは、学術的にも注目を集めていています。

この日は、東京大学の研究室に県定置網協会の代表や県の職員、メーカーの担当者が集まりました。

日東製網 細川貴志課長>

「ここから真下を映すように(カメラを)つけたいという話になってまして」
富戸の定置網に導入を考えているのは、水中カメラ。魚の量や種類を可視化することで魚の生態研究にも役立つといいます。

<東京大学農学生命科学研究科 八木信行博士>

「資源のモニターをすることができるし、どの魚が何%いるかとか、取れているのが何%いるのか分かる」
<静岡県定置漁業協会 日吉直人会長>

「まさにそこを知りたい」
<東京大学農学生命科学研究科 志賀智寛さん>

「漁獲予測ができれば流通のところもそうですし、資源管理とか操業の効率化みたいな所にすごく生きてくるのかなと。現場に適応できるような研究にしていければと思っている」

また、この映像を水揚げ前に仲買人などと共有することで、市場にきょう入ってくる魚を伝えるなど、販売促進につなげることも可能になるといいます。

<静岡県定置漁業協会 日吉直人会長>

「僕ら漁師にしてみれば驚くような新しい展開ができるような可能性があるな、と非常に感じた。次の世代につなげたいという思いでこういうのに取り組んで、漁業の現場で生かせるようになればと思ってます」
伝統の漁と新しい技術の融合は、静岡の漁業に新たな価値を生み出しそうです。