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(株)ユーグレナ【2931】の掲示板 2022/01/20〜2022/01/24

営業利益の話が出ていたので、その点について粗く考えてみました。

決算説明資料の14ページによると、キューサイ関連のれん等の減価償却による営業利益への影響は、マイナス14億円でこれが14年続きます。(持分49%ですが営業損益段階では100%直結です)

コカ・コーラの開示資料によるとキューサイは2019年12月で営業利益を43億円出しています。
ただ、9ページを見ると、キューサイの7-9月の営業利益は6億円程度の可能性があります(-18億から-12憶に損益改善した分)。
そこでキューサイの営業利益を24億-43億円の幅で見ます。

差し引き、来期、10-29億円/年の営業利益加算になります。

一方、来期については、棚卸資産ステップアップ額の費用化によるマイナス作用が残り、これが9億円と推測されます。(短信によると費用化されていないのが36億円程度とある一方、7-9月分で27億円を影響額としているので、10-12月も27億円費用化するとした残りが9億)

20年9月期の営業損益が18億円なので、これを前提にすると、
悪い方では、ー18-9+10=17億円の赤字、
良い方では、-18-9+29=2億円の黒字が可能なように思えます。

但し、キューサイとのシステム統合などのシナジーを出すための費用はまだかかるでしょうし、広告宣伝費の積極投入を引き続けると考えると、キューサイの業績維持、他の通販事業の好調を前提としても、最終的に営業利益は赤字予想となりそうです。

あとは、商用プラントの準備費用、ミドリムシ油脂大量培養の実証研究費用を
加速させるですね。

ステップアップ影響(マイナス9億円)がなくなる来来期からは営業黒字化も
可能性としてはあるかもです。

なお、四季報は来期25億円の営業赤字予想としています。注意を。

いずれにしても、ここは商用プラント、大量培養技術の実証とその商用化と
投資をまだまだ続けるなら、営業の黒赤より、EBITDAをどれだけ確保できるか
を重視すべきでしょうね。結局、借入負担の程度につながってくるので。

そういう意味では、EBITDA黒字の通販事業を伸ばそうと費用を投じるのは
中長期では正攻法だと思います。
(但し、この手のサプリ、化粧品の通販事業の伸びをどう見るかはありますね)。

あまり意味のある内容じゃなかったですが失礼します。