(株)ユーグレナ【2931】の掲示板 〜2015/04/27

バイオマス燃料に関心が高まる可能性がありそう。ＮＥＤＯ（独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構）は前週、２０年までに国内外のバイオエタノールと競合可能な製造コストでのセルロース系エタノールを実用化する要素技術を確立するため、「バイオ燃料製造の有用要素技術開発事業」に対する応募提案について、４件の委託予定先を決定。１６年度末までに生産技術として確立することを目指す。

　有用糖化酵素の生産技術開発では、可溶性糖質培養による木質系バイオマス由来のパルプ分解用酵素生産の研究開発で、バイオマス技術開発のＢｉｏｍａｔｅｒｉａｌ　ｉｎ　Ｔｏｋｙｏ（千葉県柏市）、信州大学、森林総合研究所が受託。バイオ燃料事業化に向けた革新的な糖化酵素工業生産菌の創製と糖化酵素の生産技術開発では、花王<4452.T>、長岡技術科学大学、一般財団法人バイオインダストリー協会が受託した。有用微生物を用いた発酵生産技術開発では、日揮<1963.T>、産業技術総合研究所、崇城大学、一般財団法人バイオインダストリーが受託。バイオマス原料の改良では、収量の１．２倍以上アップを目指す植栽技術や遺伝子組み換え技術などを利用した不良地耐性、糖化されやすいなどの機能を有する育種技術を確立生産技術開発では、日本紙<3863.T>、東京農工大学、千葉大学などが受託している。現在のバイオマス燃料は、さとうきびやトウモロコシなどを原料とするものが主流で、食料との競合も懸念されており、新たな原料による開発が期待されている。

　その他のバイオマス関連銘柄として、ユーグレナ<2931.T>、エナリス<6079.T>、ＦＪＫ<2405.T>、昭シェル<5002.T>、住友林<1911.T>、住友化学<4005.T>、ＦＥＳＣＯ<9514.T>、三井造<7003.T>、日立造<7004.T>、出光興産<5019.T>、住友大阪<5232.T>、明電舎<6508.T>、住友重<6302.T>、王子ＨＤ<3861.T>、宇部興<4208.T>、タクマ<6013.T>、ＪＦＥ<5411.T>、月島機<6332.T>、荏原<6361.T>、三菱重工<7011.T>、川重<7012.T>、ミツウロコＨＤ<8131.T>などが挙げられる。