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(株)システナ【2317】の掲示板 〜2015/04/15

9月末で終わった自社株買いへの書き込みがあったので調べてみました。
配当の高さに興味があったのも理由です。
私の意見では、ここの自社株買いはPKOであって、株主還元ではありません。理由は後述しますが、同族保有の株式の価値を、新事業投資のリスクを嫌う株主からの売りを吸収しながら維持する、それでしょう。大体700円前後が目標値ではないでしょうか。

ここの経営者はリスクを取れる状態ですから、外部からの穣乱を遮断しながら(=株価を大きく下げない)新OS関連のばくちを打っていると思います。それ自体は反対しませんが、投資する際にはそれを理解していないと高根掴みになるでしょう。

理由
この会社はほぼ無借金、同族関係の持株比率が1/3を超える、新OS関連の開発に資源を取られ減収減益傾向、が特徴です。
仮に新OSが一般に普及し、その開発ノーハウが評価されれば、M/Aや提携、TOBなどの可能性が出てくるでしょう。

この時、自社株を持っていれば取引通貨として使えるので、その為に積み上げているのではないかと見ました。;
だから、ほぼ毎年自社株買いを行い、特に処分せずに持っているのでしょう。そう考えれば、株価の底値で買いを入れ、上値を追わないのも理解できます。
逆に開発失敗、又は事業化不調でも、持株構成からして、総会で第三者から決定的な文句を言われないことになります。

自社株買いというだけでくっついて来た浮気な投資家をふるい落とすためにも、そして、将来の交換価値の原価を下げるためにも、高値を追わないのは理解できます。信用も大分投げが出ているようですね。

結局、ここに投資するならば、新OS関連の結果がでるのを気長に待つというのが正解でしょう。経営者の本音は、配当と底値が切り下がらない株価で投資家には報いている、ではないでしょうか。