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日本工営(株)【1954】の掲示板 〜2015/04/08

カーボベルデ共和国サンティアゴ島上水道システム整備事業の契約調印を行いました


日本工営株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:有元龍一)は 2014 年 11 月、カーボベルデ共和国の首都プライアでサンティアゴ島上水道システム整備事業の契約調印を行いました。

カーボベルデ共和国は、アフリカ大陸の西の沖合に位置し、大小 15 の島からなる島嶼国です。年間の平均降水量が約 225 ミリメートルと非常に少なく、また火山島群島であることから地下水のポテンシャルも限定的で、慢性的な水不足の状況にあります。このため、海水の淡水化による飲料水供給能力の増強が望まれています。

本プロジェクトでは、同国の人口の約半分が居住する首都プライアが位置しているサンティアゴ島に、海水取水施設の建設や、海水淡水化プラントの新設および既設プラントの処理能力の拡張、各施設間を結ぶ総延長130.4 km のパイプラインの建設を行います。島全体をカバーする送水網の建設により、飲料水供給の安定化および安全な水へのアクセス改善を図ります。

契約期間は 62 ヶ月間(2019 年 11 月まで)で、日本工営とグループ会社の中南米工営㈱、その他 1 社の JVで施工監理等のコンサルティングサービスを行います。JV 全体の契約金額は約 15 億円で、そのうち約 90%が当社グループでの受注となります。

本プロジェクトは円借款による初めての海水淡水化事業であり、日本政府がさらに他のアフリカ諸国などで海水淡水化事業に ODA 資金を供与することが予想されます。当社は、これまで上水道分野で蓄積してきた技術力をベースに海水淡水化技術に積極的に取り込み、深刻な水不足に悩む国々の発展に貢献すべく力を尽くします。