ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

純金上場信託(現物国内保管型)【1540】の掲示板 2024/03/22〜2024/04/04

プラス乖離(剥離ではないよ)の理由を考察しました
旺盛な買い需要と先高観(モーメンタム)がある場合、乖離が利益の源泉となるアービトラージ取引のMarket Maker(MM)にとっては薄利多売より厚利多売の方が良いに決まってる。
なので敢えて売り崩さずに、成り買いさせるために売り板を上に出す。
これは買い需要と先高観が落ち着くまでは続くでしょうけど、終わった瞬間にMMの売り崩しとともに利益確定売りが重なってマイナス乖離まで狼狽売りが入る可能性があるので変曲点の見極めが重要となる。先安感が生まれた場合、MMがFair valueで買い取ってくれる保証は無いため、上昇中の真逆のことが発生する。
よって良いETFとは、複数のMM業者が常に参戦してくれて、競争原理により乖離が少なく流動性が高い商品ということになる。1540は流動性は一番高い部類だが、それでもこれだけ出来高が急増するとMMの板供給と成り行き注文との均衡が破れる。

逆にBullion bankのNaked shortが踏み上げられるような大相場に発展する場合、ペーパーゴールドの類となる先物や紐づけの弱いETFは上場廃止に追い込まれ、サヤ取りが不成立になる可能性もある。ニッケルの踏み上げ相場ではShort positionを取っていた中国の業者が破産した影響もあり、Wisdom TreeのETFが売買取り消しになって相場参加者から猛烈な抗議があったのは記憶に新しい

結論、思惑が交錯し乱高下も想定され、安値圏で仕込んだホルダー諸氏以外は稼ぎにくい相場である。

以上、個人的考察ですので、相場は自己責任でおなしゃす