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リヴィアン・オートモーティブ【RIVN】の掲示板 2021/11/19〜2021/11/26

 RIVNの現況:
(1)フォードとの「新EVモデルの共同開発」:
 RIVNとフォードどの「EVトラック及びSUV新車共同開発」の断念記事が踊っている。
 これは、最初は、フォードが23年予定のリンカーン向けのEV新車を開発すための開発提携で2019年にスタートしました。しかし、20年にこのリンカーン向けの新車開発が白紙に戻ったために、「フォードとRIVNとの新EVモデルの共同開発」に変更されました。
 そして、21年に今回のような運びになりました。

 これに関して、フォードのJim Farley CEOは「両社のハードとソフトを組み合わせる作業が複雑で統一できなかったことが共同開発断念の主因である。しかし、両社の関係に影響を与えることはない」と言っています。

 一方、RIVN広報担当者は「2019年当時の状況から見て、自社能力やブランドの方向性などのEV戦略が変化し、RIVNの車両に対する需要も高まったためにお互い独自のプロジェクトと出荷に集中することにした。フォードとの関係は私達の重要な一部ですし、フォードは電動化された未来への道を歩むための投資家であり、電子化の未来に向けた協力者であり続ける」と表明しています。
 また、RIVNのR・J スカリンジCEOは「信頼できるパートナーから新たな資金注入により当社は新たな車両プログラムを拡大し、米国内の施設フットプリントを拡大しプロダクトの独自国際展開戦略を加速させていく」と述べています。

(2)米国の乗用車市場での顧客動向変化に対応したRIVN戦略:
 現在、米国での車両販売において、米国乗用車市場では、約74%を「トラックとSUV」合計が占有しており、上位ベスト3はいずれも「ピックアップトラック」で、フォード「Fシリーズ」、ラム「ピックアップ」、シボレー「シルバラード」が人気の3車種です。最近の傾向として、富裕層のステータスとして、市街地だけでなく「オフロード」走行(背の高い4輪駆動で最大トルクの大きい)も想定した高機能キャンプ用キッチンとしても利用できる高級ピックアップトラックや高級SUVが注目されてきています。この成長分野に「ラグジュアリートラック&SUV」のコンセプトを掲げて一躍注目を集めているのがRIVN。森林、砂丘、河川、キャンプ地などへ出かける「オフロード」用電動車を求める富裕層が極めて多くなっています。このために、RIVNは人気アウトドアギアブランドのヤキマと共同開発して、キャンプキッチン搭載の「ラグジュアリートラック」(*最大トルク1230Nm、車搭載のトラクションバッテリーから電力供給可能な夜のアウトベンチャー向けルーフトップテント、IHコンロ2台、15ℓの大型タンク、30種類の充実調理器具装備)を開発したのです。この「RITキッチンユニット」は車の「ギアトンネル」収納庫に格納できスライドして引き出せる仕様になっています。この車は富裕層(**)に人気も高く既に、ラグジュアリーSUVと合わせて合計:55400台受注済みです。

(*):ポルシェの「タイカン」(最大トルクは1040Nm)2000万円以上と比較して安価。
(**):米国の有名な女優(頭文字:M)が前金支払いで2台発注し火がついたという。
(3)その他の重要事項:
3-1.生産工場ネットワーク構築計画状況:
3-2.バッテリー企業との関係及び今後の自前バッテリー生産計画 :
3-3.自社保有充電ステーションネットワーク:
3-4,受注・生産状況:
3-5.電動車他企業との戦略の独自性:
3-6.アマゾン主導の「資金調達ラウンド」(主力会社:8社):

長くなりましたので、上記(3)以降に関しては、折に触れて紹介していくつもりです。