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もしもアスコリピチェーノが
NHKマイルカップで凡走していたら、
今回のオークスも混迷を極めていたかもしれない。

けれど
アスコリピチェーノが
2着になったNHKマイルカップは
勝ったジャンタルマンタルが
118ポンドをマークした
ハイレベルなレースだった。

そのジャンタルマンタルの次に
ゴールしたのが、
桜花賞で2着だったアスコリピチェーノだ。

で、その彼女に先着し、
桜の女王になったのがステレンボッシュ。

回りくどい
書き方になってしまったけれど、
要するに
「桜花賞上位組は強い可能性が高い」
と言いたい訳だ。

もちろんそんなことを言わなくても
桜花賞組がオークスで
好走傾向にあるのは有名な話だし、
やっぱり世代の頂点かつ
王道を歩んでいる馬達を軽視するわけにはいかない。

もちろん「2400mをこなせるか?」
という疑問は出てくるけれど、
「距離が持たない」
と判断されていれば、
大人しくNHKマイルカップに回っていると思う。

それにステレンボッシュの
父はエピファネイア、
母父はルーラーシップ
という組み合わせを見ると、
距離の不安は考えづらい。

しかも今最も勢いのある
ウインドインハーヘアの血も
入っているあたり、G1ホース特有の
「持っている」感じもする。

プロフィール面からも距離延長の不安は無さそうだ。

もちろん2400mになって、
真価を発揮する馬が出てくる事も
警戒しておかないといけない。

基本的には桜花賞組を
重視することになると思うが、
距離が延びて良さそうな馬を
別路線組から見繕っておく必要がある。

注目しているのは
忘れな草賞を勝った
タガノエルピーダ。

最近勢いのある
キズナ産駒のお馬さんで、
朝日杯FSでは
ジャンタルマンタルに0.2秒差まで迫った馬だ。

チューリップ賞は
取りこぼして4着だったが、
前走の忘れな草賞で勝利し、
オークス出走にこぎ着けた。

2000mという距離は初めてだったが、
4コーナーで先頭に立ち、そのまま押し切ってみせた。

忘れな草賞勝ち→オークス出走は
15年のミッキークイーン、
19年のラヴズオンリーユー
と近年勝ち馬も出しているし、
20年には13番人気ながら
3着に入ったウインマイティーもこのローテだった。

非ノーザンファームの生産馬なので
血統的な派手さは無いものの、
半兄に
平地と障害の両方の重賞を勝った
タガノエスプレッソや
ダート重賞勝ちのタガノトネール、
万葉Sを勝ち、重賞でも好走した
タガノディアマンテがいる良血馬。

距離延長が問題になら無さそうな下地は十分にある。

そこに出世レースと言ってもいい
忘れな草賞勝ち馬
という要素も加わるので、
オークスで好走する資格は十分。

もちろん
牝馬の頂点を決めるレースだけに、
「勝つ」
という事はそう甘くないと思うものの
その部分に関してはどの馬も条件は一緒。

混戦になればなるほど、
地力と距離適性が重要になってくる。

桜花賞上位組は十分強いと思うが、
2400mという3歳牝馬にとって
過酷な条件という事を考えれば、
人気馬同士の順当決着
というシーンばかりは思い浮かばない。

桜花賞上位組に敬意を払いつつも、
助平心を出して
高配当を狙ってみたいオークスになりそうだ。