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ヤマトホールディングス(株)【9064】の掲示板 2019/08/08〜2019/09/20

ヤマトの経営陣は、人手不足からネット通販の配送が滞るといった事態が発生した時も、そして、値上げを実施した今回も、依託される荷物の個数について予測を誤っている。これは運送事業者の経営者としては致命的な問題といってよい。

 さらにいえば、同社は人手不足問題をきっかけに、大量の正社員を雇用するという形で体制の強化に乗りしたが、これは固定費の増加を意味している。一旦採用した正社員を減らすのは容易なことではなく、今後の需要動向によっては、高い人件費が同社経営の足かせとなる可能性がある。

 二度も需要予測の失敗が続くということなると、市場は経営陣の能力について疑問視せざるを得なくなる。市場からの信頼を回復するためには、大口顧客の需要動向について、もっと詳細な情報を開示していく必要があるだろう。

  • >>445

    佐川、西濃、福通など商流中心の運送会社と違って、個人向け宅配の「宅急便」で独自のマーケットを切り開いて、しかもそのシェアを伸ばしてきた(例えば日通はペリカン便から撤退)ところまでは良かったのに、ネット通販時代が到来するに及んで、ここの経営陣はいくつかの判断ミスを犯した。
    ・ラストワンマイルを担うことにしか目が行かず、それを保有することを強みとして新たなBtoCのプラットフォーマーになるための投資を怠った。もしもヤマトが今の楽天市場みたいなネットショップの中心であったなら、少なくとも日本国内ではアマゾンの強力なライバルに成り得たのではないか?
    ・同様に、グループ内にCtoCの新たな姿であるヤフオク、メルカリのような事業を内包することだってできたはず。世の中のニーズを感じとっておきながら、宅急便エスクローサービスとか、名前からしてよく分からない商品を出して、結局普及せず終了してしまったのは、ここの経営戦略がいかに貧弱だったかの表れではないか?
    ・金融事業の企業を買収したまでは良かったが、その後さっぱり拡大していないではないか?ヤマトフィナンシャルは何のために存在するのか?今更クロネコペイとかほとんど普及の見込みのない決済を打ち出したって遅すぎる。消費者向けにクレジットカードを発行し、それがクロネコメンバーズの会員カードや、運賃支払い、コレクト代金の支払いの手段として使えるようにすべきだったし、アクワイアラとして全国津々浦々の宅急便取扱店でもそのカードが使えるような端末を配備し、キャッシュレス社会の中心企業になるチャンスだってあったはず。

    頭の古くて固い経営陣を一掃して、若くて柔軟な発想ができる経営陣に刷新してほしい。存在意義の不明な持株会社体制も見直し、新生「ヤマトコーポレーション」で全社統合した上で、「宅急便事業部」「引越事業部」「国際事業部」「金融事業部」「ロジスティクス事業部」のような形で柔軟な風通しの良い組織に立て直すべきだ。