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オンキヨーホームエンターテイメント(株)【6628】の掲示板 2021/07/31〜

『「到底余に書けるものではないと思った」茨城県出身の“詩人”の作品を、夏目漱石が絶賛した理由』
『小説ではあるが、むしろ農村の実態を描いた記録文学として評価されているこの作品に現れる農民の生活はひたすら貧しく、主人公は畳も障子もない「箱を転がしたような」粗末な家に住み、その娘は髪を掘った粘土で整えたりしている。
漱石はその様子を「教育もなければ品格もなければ、ただ土の上に生み付けられて、土とともに成長した蛆同様に哀れな百姓の生活である」と評し、同時に「斯様(注:かよう)な生活をしている人間が、我々と同時代に、しかも帝都を去る程遠からぬ田舎に住んでいるという悲惨な事実」に胸を打たれてもいる。
そして漱石はこうも書いた。
「余の娘が年頃になって、音楽界がどうだの、帝国座がどうだのと云い募る時分になったら、余は是非この『土』を読ましたいと思っている」
漱石の感想を読むと、この小説に現れる農民たちが例外的に貧しい生活をしていたかのように感じられるが、そうではない。事実は逆で、例外は漱石のほうである。
この時期の日本人の農業就業率は50%を超えていたから、長塚が観察して小説に描いた自小作農は当時の社会の中~下層を占める「普通の日本人」の典型像の一つといえる。一方で、江戸の名主(地域の指導層)の家に生まれて帝国大学を出た漱石は、明らかに超例外的なエリートだった。漱石の世代での該当年齢における大学進学率は1%をはるかに下回るから、学歴だけを見ても漱石がどれほど「普通でない」かがよくわかる。』
https://gendai.media/articles/-/129976

2024.05.18に公開された記事だけど・・・。

漱石の生きていた時代、1912年頃
中~下層を占める「普通の日本人」の典型像は、
畳も障子もない「箱を転がしたような」粗末な家に住み、
その娘は髪を掘った粘土で整えたりしていたらしい。

知らんけど・・・・。