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清水建設(株)【1803】の掲示板 2022/08/21〜2023/08/15

GX(グリーントランフォーメーション)推進に建設分野がどう貢献できるか、まさに国家的な課題へのチャレンジですね。さまざまな分野にまたがる科学技術研究開発の成果を結集して、社会が直面する問題の解決に実際に活かしていく、建設産業ならではの総合力発揮に注目しています。

【東京理科大×清水/「みどりの機能建材」実現へ/非構造部材の環境性能注目/産学連携プロジェクト始動】 (建設通信新聞2023年3月30日配信記事より)

 東京理科大学(石川正俊学長)と清水建設は、建築物の非構造部材の環境負荷の低減に着目した研究開発プロジェクト「みどりの機能建材研究開発プラットフォーム」を立ち上げた。建築物の低炭素化・脱炭素化の促進を目的に、東京理科大研究推進機構総合研究院(西原寛院長)との産学連携「共創プロジェクト」として本格的な取り組みに踏み出す。
 これまで必ずしも研究開発が進んでいなかった非構造部材のCO2排出量に着目。社会的なニーズが高まっている“環境配慮建築”の具現化を目的に非構造部材のCO2排出量を評価・可視化するシステムの構築に取り組む。
 建物全体のCO2排出量の低減にとって、非構造部材での取り組みが不可欠と判断。外装材や内装材、開口部材、下地材などを対象に製造・施工段階のCO2排出量の削減に役立つ高機能材料・工法の研究開発を進める。
 共創プロジェクトの期間は2025年3月まで。膨大な種類の材料や多種多様な工法が存在する非構造部材の環境負荷をターゲットにした産学連携の横断的な取り組みは業界でも初めて。
 東京理科大が持つ「学術的な基盤」と、清水建設のゼネコンとしての「社会実装力」を高度に融合させる。実際の建設プロジェクトで材料・製品を供給する建材メーカーを巻き込みながら、環境配慮建築を具現化するためのイノベーションを起こす。
 建設段階におけるCO2排出量の約2割を占める非構造物部材が建物全体の環境性能に与える影響は大きい。その一方で、非構造部材のCO2排出量を建物のライフサイクル全体で精緻に評価する手法はまだ確立されていない。
 そうした現状の課題を解消するための手段として「省資源化」「長寿命化」「高断熱化」「木材活用」「資源循環」の五つのキーワードを軸に環境性能と機能性を両立させた“みどりの機能建材”の研究開発に取り組む。