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清水建設(株)【1803】の掲示板 2022/08/21〜2023/08/15

「宇宙のまちづくり」をキャッチフレーズに掲げて、航空・宇宙分野の実験施設等の積極的な誘致を図ってきた北海道広尾郡大樹町に、人工衛星打ち上げ用ロケットの射場の整備が進められています。2024年度の完成を契機として、関連産業の集積による地域活性化にも寄与すると思われます。

【射場新設の安全と宇宙産業発展を祈願 大樹町HOSPO】 (2022年9月10日 北海道建設新聞社 配信記事より)

 日本工営・黒川紀章建築都市設計・清水建設・宮坂建設工業特定共同体は7日、大樹町の北海道スペースポート(HOSPO)でLC1射場新設の安全祈願祭を開いた。会場には工事関係者や内閣府の和田義明副大臣、鈴木直道知事ら約170人が出席。射場の無事完成と宇宙産業のさらなる発展を願った。
 建設地は浜大樹80ほかで、近くに太平洋沿岸を望む。人工衛星輸送用ロケットを打ち上げるLC1射場を新設し、現在の1000m滑走路を西側に240m、東側に60m延伸する。2022年度は造成、排水、舗装などを進め、24年度の完成を目指す。
 SPACE COTAN(本社・大樹)の小田切義憲社長によると、年間1基の安定的な打ち上げで267億円の経済波及効果を見込むという。完成後は、空飛ぶクルマや固定翼ドローンなど次世代各種飛行実験を誘致する。
 滑走路で執り行った神事では、和田副大臣と鈴木知事がカマ、大樹町の酒森正人町長と安田清之町議会議長がクワ、日本工営の石川雄一副社長、黒川紀章建築都市設計 設計部の藤沢友博課長、清水建設北海道支店の中川収支店長、宮坂建設工業の宮坂寿文社長がスキ入れした。
 酒森町長は「安全第一で持てる技術を発揮してほしい。素晴らしい施設になると確信している」と着工を喜んだ。
 和田副大臣は「宇宙版シリコンバレーの形成をしっかり後押しする。整備促進がベンチャーの参入につながる」と祝辞を寄せた。鈴木知事は「岸田文雄首相にも整備の重要性を訴えてきた。宇宙がより身近になり、本道経済活性化につながる」と期待した。
 本紙取材に応じた日本工営の石川副社長は「HOSPOは最先端技術の拠点になる。日本の技術力を世界にアピールできれば」と話す。清水建設北海道支店の中川支店長は「宇宙産業を大樹町から発信する。安全最優先で地域と協力して進める」と意気込んだ。
 町内でロケット開発を手掛けるインターステラテクノロジズ(本社・大樹)の稲川貴大社長は「ここから最初に人工衛星搭載ロケットを飛ばすのが目標」と話した。
 最後に酒森町長の号令で高さ60cmのモデルロケットを打ち上げ、出席者から歓声が上がった。