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清水建設(株)【1803】の掲示板 2022/08/21〜2023/08/15

2030年に予定されている北海道新幹線札幌駅開業をひかえて、札幌中心部で活発化している再開発プロジェクトの一つである「北5西1・西2地区」について、近い将来の都市計画決定に向けた手続きが着実に進められているようです。駅に直結した立地ならではの各種交通モードの結節点としての機能や、地上240mのスカイガーデンからの展望もおおいに期待できますね。ちなみに、昨日発表された7月1日時点の住宅地の基準地価、前年からの上昇率全国トップ10は、いずれも北海道(札幌周辺?)だそうです。冬季五輪招致はまだ不確実とはいえ、札幌に注目が集まってます。

【札幌駅直結 「(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業」 〜都市計画決定に向けた手続きを開始〜】  (2022年5月18日 日本経済新聞配信記事より)

JR北海道グループの北海道旅客鉄道株式会社(代表取締役社長:島田修)、札幌駅総合開発株式会社(代表取締役社長:平川敏彦)、ジェイ・アール北海道バス株式会社(代表取締役社長:小玉宏文)ならびにJR北海道ホテルズ株式会社(代表取締役社長:白崎力雄)は、札幌市(市長:秋元克広)と共同で推進している「(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業」の整備方針をまとめました。
JR北海道グループが運営する商業施設エスタ解体後の跡地および札幌市が保有する用地を一体とした2ha超の駅前敷地を活用した大規模開発であり、本事業を通じて、北海道新幹線札幌駅開業や2030年の札幌冬季オリンピック・パラリンピック招致を見据えた「世界へつながる"さっぽろ"の新たな顔づくり」の実現を目指してまいります。
※本計画は都市再生特別地区を活用した第一種市街地再開発事業を想定しており、本年4月、都市計画決定に向けた手続きを開始しました。今後、本年秋頃の都市計画決定を目指してまいります。

(計画概要)
1. 高度な交通結節機能
新幹線駅直結施設としての立地特性を生かし、複数の交通モード連携とおもてなし空間の提供により、北海道・札幌の魅力を発信する交流拠点を実現します。公共交通の利用促進を念頭にしたまちづくりにより、歩行者にやさしい持続可能な社会の実現に貢献します。
3つのアトリウムの整備
-新幹線アトリウム(仮称) 新幹線駅改札直結空間で北海道の魅力発信
-駅前広場アトリウム(仮称) 札幌駅南口駅前広場と建物内の賑わいをつなげる空間
-バスタ-ミナル待合アトリウム(仮称) 主にバスターミナル利用者のための道路上空待合スペース
まちの回遊性を高める歩行者ネットワークの整備
新幹線駅直下への交通広場整備や公共駐輪場などの整備

2. 魅力ある都市機能
世界最大のホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルとの提携による国際水準ホテルや、道内外の企業を呼び込む高機能オフィスなど都市の競争力強化に資する機能の導入、道内の魅力を発信する商業施設、また本計画の個性・シンボル性を一層高める展望施設などのアメニティ機能により、利用・来街される方々にとって魅力的で快適な場を提供します。
① 高層部の国際水準ホテルに加えて、中層部に宿泊主体型のホテルを整備
北海道・札幌の魅力を国内外に発信することで、さらに多くのお客様が札幌を訪れるようになることを目指しており、このような多種多様なお客様に対応できるよう、国際水準ホテルに加え、宿泊主体型ホテルを計画します。宿泊主体型ホテルでは、今後の宿泊に求められるニーズの変化に対応し、お客様に新たな滞在価値を提供することを目指し、計画を進めてまいります。
② 多様な企業活動を支援する高機能オフィスを整備
市内最大規模の約 1,000 坪の基準階貸室により、集約効果の高い大規模な無柱空間を確保でき、多様なレイアウトに柔軟に対応可能なオフィス機能を計画します。さらに他用途との交流を促進する共用空間、72 時間対応の BCP 機能等により、快適で生産性の高いオフィス環境を提供します。
③ 道内の魅力を発信する商業施設を整備
来街者に北海道の魅力を感じていただける地域資源や食文化の発信、時間滞在型やコト消費型の機能導入、またインバウンド対応等の機能を備え、ポストコロナ時代を見据えた魅力的な商業施設を計画します。外観には札幌の市街地を表現する格子状デザインに豊平川のような自然を表すスリットを設け、スリット内部には屋外を見渡せる屋内テラスを設けることで、施設内の賑わいを街からも感じていただけるよう計画します。
④ 施設とまちのシンボルとなる展望施設とスカイガーデンを整備
道内随一の地上約 240m の高さに、札幌の四季折々を映し出したダイナミックかつ明媚な景色を昼夜を問わず堪能できる展望施設を計画します。さらに頂部には天候によらず景色を楽しめるガラスのボックスを配置し、札幌のアイコンとなるような象徴的な施設としていきます。また、中層部屋上に都心のみどりのネットワークにもなる憩いと交流のための緑化空間を整備し、新たな人・情報との出会いや交流を促進する機会を提供します。

3. 持続可能な街づくりに向けた貢献
環境・防災・交通の各分野に精力的に取り組み、安全・安心で快適に過ごせる街の基盤づくりを通じて、世界へつながる札幌の新たな顔づくりに貢献します。
・地域冷暖房施設の配置・活用によるエネルギーネットワークの形成
・カーボンニュートラルに向けた再生可能エネルギー利活用や資源循環の検討
・一時滞在場所の確保による災害時の帰宅困難者対応
・周辺駐車場と連携した交通環境の改善

4. 創成東地区との連携
まちレベルの回遊性向上によるエリアの賑わい形成・価値向上のため、創成東地区をはじめとする周辺エリアとの連携に取り組みます。
・南口広場から創成東地区へつながる歩行者ネットワークの形成
(施設内動線の整備、札幌市が検討している創成川通上空の動線との連携)
・札幌市からの要望を受け、創成東地区の交通拠点として新幹線東改札口を設置