外国株ニュース

【米国株動向】スターバックスとラッキン・コーヒーの両社が中国で成功する理由

モトリーフール米国本社、2020年2月3日投稿記事より
ラッキン・コーヒー(NASDAQ:LK)が中国に浸透するためには大きな苦労がありました。
スターバックス(NASDAQ:SBUX)は中国にカフェ文化を導入しました。
しかし、2年以上前にラッキン・コーヒーがオープンすると、中国全土に広がり、2019年末時点で4500店舗を構えるに至り、スターバックスの4300店舗をわずかに上回りました。
この急速な拡大により、ラッキンの売上高も第3四半期で558%増となりました。
昨年5月にIPOが成功し、時価総額は最高130億ドルに達しました。
ラッキンはスターバックスにとって脅威と感じられますが、中国で共に成長することは十分可能だと思われます。

異なるビジネスモデル
ラッキンは、スターバックスとビジネスモデルが大きく異なります。
スターバックスはカフェ体験に注力しており、ラッキンは配達や店舗受取を中心としています。
ラッキンは店舗内の座席数が限られており、現金は受け付けておらず、アプリでの支払いを必要とします。
対照的に、スターバックスは、デート、ビジネス会議、友人との集いの場として快適な場所を提供するハイエンドブランドとしてビジネスを構築しています。
ラッキンの価格帯はスターバックスの半分ほどですが、その分品質は低いと考えられています。

スターバックスとラッキンの成長余地
ラッキンは昨年のIPOに先立つ目論見書で「中国の都市化と可処分所得の増加はコーヒー産業の主要な成長エンジンであり続けていると予想されており、ますます多くの人が日常生活でコーヒーを消費している」と中国のコーヒー市場に大きな可能性があると主張しています。
しかし、中国の一人あたりのコーヒー消費量は2018年に年間平均6.2杯と他の東アジア諸国における台湾の209.4杯、香港の249.5杯、日本の279杯と比較すると大きな差があります。
中国の都市化が進み、可処分所得が増加するにつれて、ラッキンはコーヒーの消費量も増加すると考えています。
中国でコーヒー文化が定着すれば、スターバックスとラッキンの両社が市場拡大を推進することができるでしょう。

コロナウイルスの影響
世界保健機関(WHO)はコロナウイルスの広がりを緊急事態と宣言し、武漢は封鎖され、一部の航空会社は中国へのフライトをキャンセルしています。
コロナウイルスが中国で広まっていることから、投資家は中国株に対して慎重になるかもしれません。
スターバックスもラッキンもこの影響で一部店舗を一時閉鎖しました。
スターバックスは中国店舗の半分以上を閉鎖し、年間の業績に大きな影響を与えると発表したため、株価は下落しました。
ラッキン株は、コロナウイルスに対する懸念から1月17日の過去最高値以来、時価総額の半分近くを失いました。
長期で考えると、投資家がこの2社を純粋な競争相手と見なすのは間違いでしょう。
スターバックスは、ラッキンが登場してからも中国でプラスの売上成長を続けており、ラッキンが拡大している中でも成長できることを証明しています。
スターバックスとラッキンは異なるビジネスモデルを提供しており、お互いに中国のコーヒー市場を拡大していくと思われます。

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Jeremy Bowmanは、スターバックス株を保有しています。モトリーフール米国本社は、スターバックス株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ラッキン株を保有しています。モトリーフール米国本社は、ダンキン・ブランド・グループ株を推奨しています。

関連ニュース

銘柄情報を探す

あなたへのおすすめ

情報提供元一覧