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「ニッセイ 健康応援ファンド」など、国内株式型アクティブファンド内で下落率の小さなファンドを探る

提供:モーニングスター社 提供:モーニングスター社

 下落抑制力が相対的に高いとみられる国内株式型のアクティブファンドを探りたい。19年の国内株式市場は急反発し、日経平均は前年末比18.20%、TOPIX(東証株価指数)は同15.21%上昇した。モーニングスター大分類の「国内株式型」のリターンも19.46%のプラスとなり、前年の17.88%のマイナスから持ち直した。20年の国内株式市場も前年の流れを引き継いで始まり、20日には日経平均株価が2万4083円と昨年来高値を更新した。米中貿易摩擦に対する警戒感が後退しているほか、世界的な景気底入れ期待もある。ただ、中東問題、北朝鮮問題などいわゆる地政学的リスクはいつ発生するとも限らず、ボラティリティが大きくなる場面が来ることも想定される。大幅な下落による運用への悪影響を考えると、国内株式市場が堅調なうちに、下落率の小さなファンドに着目しておくのも一法だろう。
 

 国内株式型のアクティブファンド(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、及びETF除く、通貨選択型も除く)466本の中から、19年12月までの10年間(120カ月)の各月における1年トータルリターンが取得でき、かつ同月末時点の純資産残高が10億円以上の217本について、10年間(120カ月)における最大下落率を抽出し、ファンドの属するモーニングスターカテゴリー平均の最大下落率と比較した。
 

 最大下落率がカテゴリー平均のそれと比較して小さかった(=カテゴリー平均よりも下落率が小さい)ファンドは102本あり、下落率が小さかった上位5ファンドには、「日本好配当リバランスオープン」を始め、「ハッピーライフファンド・株100」、「シンプレクス・ジャパン・バリューアップ・ファンド」、「ニッセイ 健康応援ファンド」、「日興 ジャパン高配当株式ファンド」が並んだ。5ファンドの19年12月末時点のモーニングスターレーティングは「シンプレクス・ジャパン・バリューアップ・ファンド」の4ツ星を除いてすべて5ツ星となっている。モーニングスターレーティングはリスク調整後のリターンがカテゴリー内でどの水準にあるかを5段階で表すもので、これら5ファンドはいずれも運用の効率性に優れているといえる。
 
 5ファンドの中で19年12月末時点の純資産残高が257億円でもっとも大きかった「ニッセイ 健康応援ファンド」は、期間内における最大下落率が12.58%と、モーニングスターカテゴリー「国内中型グロース」の最大下落率20.41%と比べて7.83ポイント優位となった。19年までの10年間の暦年リターンでは7年間でカテゴリー平均を上回っており、下落局面の4年間(10年、11年、16年、18年)ではいずれも上回っている。
 

 「日本好配当リバランスオープン」は期間内における最大下落率が16.64%となり、モーニングスターカテゴリー「国内大型バリュー」の最大下落率25.37%と比べて8.73ポイント優位となった。19年12月末時点の10年トータルリターン(年率)は10.22%とカテゴリー平均を7.45%上回り、同カテゴリー中63本中2位となっている。
 

 

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