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20代(単身世帯)の年金、老後資金の考え方~予想「最低生活費」と「最低金融資産残高」~

写真:LIMO [リーモ] 写真:LIMO [リーモ]

シリーズでお伝えしている「年代別老後資金の状況」。金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和元年)」(各種分類別データ)をもとに「年代別の老後資金の状況・認識」を見ていきましょう。今回は20代(単身世帯)です。

20代(単身世帯)が思う「老後生活」
2019年は、金融庁の「老後2,000万円問題」が話題になり、老後資金について考える人が多かったのではないでしょうか。「自分にはまだまだ先のこと…」「老後より、目先のことが大事」と考えてしまいがちですが、人生100年時代。早めに老後資金を準備することは、どの年代にとっても重要なことになってきています。

20代(単身世帯:646世帯)は老後の生活について、どのように考えているのでしょうか。

それほど心配していない…13.3%
心配である…86.7%
・多少心配である…37.2%
・非常に心配である49.5%
無回答…0.0%

8割以上の人が「心配している」ようです。

その理由とは何なのでしょうか。(複数回答)

1位…十分な金融資産がないから(73.0%)
2位…年金や保険が十分ではないから(55.2%)
3位…現在の生活にゆとりがなく、老後に備えて準備(金融資産など)していないから(30.9%)

となっています。

20代(単身世帯)が考える老後の「最低生活費」と「最低金融資産残高」
20代(単身世帯)が予想する「老後のひと月当たりの最低生活費」は、40万円です。

年金支給時に最低準備しておく金融資産残高は1,647万円となっています。それぞれの全体平均額は、28万円、1,909万円となっています。

また20代(単身世帯)が考える、老後における生活資金源は以下の通りです。(3つまでの複数回答)

1位…就業による収入(63.2%)
2位…公的年金(54.5%)
3位…企業年金、個人年金、保険金(36.7%)

となっています。

20代(単身世帯)は年金について、どう思ってる?
20代(単身世帯)の年金に対する考え方が以下の通りです。

年金でさほど不自由なく暮らせる…5.9%
ゆとりはないが、日常生活費程度はまかなえる…44.9%
日常生活費程度もまかなうのが難しい…49.2%
無回答…0.0%

「年金では、ゆとりがない」と考えている人が多いようです。

その理由が以下の通りです。(2つまでの複数回答)

1位…年金が支給される金額が切り下げられるとみているから(54.1%)
2位…年金が支給される年齢が引き上げられるとみているから(47.5%)
3位…物価上昇等により費用が増えていくとみているから(29.3%)

となっています。

まとめにかえて
「公的年金制度だけに頼っていると、老後の生活が苦しくなる」と認識している人が多いようです。保険や個人年金、貯蓄・投資などを活用しながら、長期的な視点で老後資金を準備していきましょう。

 【ご注意】

ここでいう「金融資産」とは、家計が保有する金融商品のうち、貴金属や現金、事業のために保有している金融商品、預貯金のうち日常的な出し入れや引落しなど生活費に対応する部分を除いた「運用のため、または将来に備えて保有している部分」となっています。

これに対して「金融商品保有額」とは、上記に加えて「運用目的ではない預貯金(日常的な出し入れや引落しなど生活費に対応する部分)」を含んでいます。
また、「金融資産を保有していない世帯」とは、預貯金や株式などの金融商品を保有していない世帯と、預貯金のみは保有しているがそのうち「運用または将来の備え」がゼロの世帯を指します。

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