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他の投資家が手放したときこそチャンス!? 狙え「逆テンバガー」

イラスト/いらすとや イラスト/いらすとや

◆「テンバガー(10倍株)なんて見抜けない」という人に朗報!?

 個人投資家なら一度は夢見るテンバガー。テンバガーとは「株価10倍を達成した(あるいは10倍高しそうな)銘柄」のことだ。その魅力は、なんと言っても投じた資金を一気に急拡大させられる点にある。

 しかし、いくらそれらの銘柄を見抜くポイントがわかったところで、「頭としっぽはくれてやれ」などの相場格言が示す通り、その銘柄を底値で買ったりするのは非常に難しい。

 テンバガーを狙う際は、株価上昇の初動をキャッチするのが理想だが、上昇していく過程でようやくその銘柄の良さに気づき、買うケースが大半のはずだ。

 その一方で、「株価が大暴落、要は“逆テンバガー状態”となった後の浮上を狙う手法のほうが、株価の大化け銘柄を捕まえやすいかも」と話すのは「こころトレード研究所」の所長である坂本慎太郎氏だ。株価が暴落した銘柄は、成長スピードの鈍化や業績悪化、不祥事の発覚といった何らかの原因を抱えていることが少なくない。つまり、その手の銘柄に関しては、その原因さえ取り除くことができれば株価も大きく反転する可能性があるということだ。

◆狙うは“逆テンバガー”の反発

 以下の表は、ここ10か月余りの間の下落率ランキングだ。

<2019年下落率ランキング>

銘柄名(市場・コード)株価/下落率

※株価は11月19日終値、下落率は2018年12月28日(大納会)終値から11月19日終値ベースで算出

●MTG(東証マザーズ・7806)861円/-83.7%

●地域新聞社(JASDAQ・2164)845円/-75.8%

●キャリアインデックス(東証1部・6538)410円/-72.7%

●エムティジェネックス(JASDAQ・9820)3615円/-71.8%

●ユー・エム・シー・エレクトロニクス(東証1部・6615)537円/-69.8%

●リンクバル(東証マザーズ・6046)408円/-68.1%

●マイネット(東証1部・3928)577円/-66.7%

●ジェネレーションパス(東証マザーズ・3195)533円/-64.7%

●アズーム(東証マザーズ・3496)2669円/-60.7%

●ビジョナリーホールディングス(JASDAQ・9263)344円/-59.2%

●シェアリングテクノロジー(東証マザーズ・3989)498円/-58.4%

●ログリー(東証マザーズ・6579)1958円/-56.9%

●ソウルドアウト(東証1部・6553)1537円/-55.7%

●ビットワングループ(東証2部・2338)296円/-55.0%

●FRONTEO(東証マザーズ・2158)319円/-52.4%

●リズム時計工業(東証1部・7769)917円/-51.7%

●三精テクノロジーズ(東証2部・6357)885円/-50.9%

●ペッパーフードサービス(東証1部・3053)1397円/-50.9%

●ヤーマン(東証1部・6630)683円/-50.4%

●ロコンド(東証マザーズ・3558)756円/-49.6%

●サインポスト(東証1部・3996)1791円/-49.6%

●クルーズ(JASDAQ・2138)1174円/-49.3%

●ウルトラファブリックス・ホールディングス(JASDAQ・4235)1236円/-48.5%

●リミックスポイント(東証2部・3825)202円/-48.4%

●ピクセラ(東証2部・6731)42円/-48.1%

●アクアライン(東証マザーズ・6173)1309円/-47.6%

●ピアラ(東証マザーズ・7044)2196円/-47.3%

●野崎印刷紙業(東証2部・7919)176円/-46.8%

●アドベンチャー(東証マザーズ・6030)3595円/-46.0%

●ダブル・スコープ(東証1部・6619)594円/-46.0%

 これらの中から、中長期的に株価の大幅反発が期待できる2銘柄をピックアップしてみると……。

◆大幅反発が期待できる!? 逆テンバガーを狙える2銘柄

 1つ目は、売上高アップで株価の長期的反発も期待できる「クルーズ」(東証JQS 2138 -49.3%)だ。

 ファッション通販サイト「SHOPLIST」を主力とするインターネットサービスを提供する企業だ。中間期時点では赤字だが売上高の伸びはプラス要素。良くも悪くもチャレンジングだったが、無駄な投資をしない方針に転換。着実に実績を積めば株価が長期的に大きく反発する可能性もある。

 もう一つは、今後の海外展開での成長力に期待できる「ピアラ」(東証マザーズ7044 -47.3%)。

 健康食品と美容に特化したECマーケティング支援を展開する企業である。利益面での苦戦は確かにマイナス材料だが、それ以上に’19年のIPO市場の環境の厳しさが株価にも影響した。ベトナムなど海外展開も始まり、成長力に期待できる。

 方針転換や不安要素の払拭など、暴落銘柄の反転を可能にする情報についてアンテナを貼っていれば、「逆テンバガー」で儲けることも不可能ではない、かもしれない。

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