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株式明日の戦略-下げ渋り後の反発で底打ち期待が高まる、来週は新興市場に注目

 22日の日経平均は4日ぶり反発。終値は74円高の23112円。米国株の下落を受けて小幅に下げて始まったが、寄り付きを安値に早々にプラス圏に浮上。前日に売られた半導体株などに見直し買いが入ったことで投資家心理が改善し、上げ幅を3桁に広げた。ただ、23200円台に乗せたところでは買い一巡感から上値が重くなった。後場は週末で様子見ムードが強まる中で伸び悩んだが、プラス圏で落ち着いた動きが続いた。東証1部の売買代金は概算で1兆9000億円。業種別では騰落率上位は証券・商品先物、パルプ・紙、ガラス・土石、下位はその他製品、電気・ガス、空運となった。1:2の株式分割を発表したgooddaysホールディングスがストップ高。半面、証券会社が投資評価を引き下げたテレビ朝日ホールディングスが大幅安となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1079/値下がり952。証券会社が目標株価を引き上げた村田製作所が大幅上昇。アドバンテストや太陽誘電などハイテク株に買いが入り、日本電産が年初来高値を更新した。直近で動意づいた後に調整を入れていた銘柄が見直されており、ZHDが4%近い上昇。前日大幅安の木村化工機が急伸した。きのう新規上場して好発進となった247は商いを伴って10%超の上昇と上値を伸ばした。一方、証券会社が投資判断を引き下げた任天堂が3%超の下落。資生堂やコーセーなど化粧品株が売りに押された。好地合いでディフェンシブ系が敬遠されたことから関西電や東電HDなど電力株が総じて軟調。公募・売り出しが嫌気された第一精工が大幅安となった。

 日経平均は4日ぶり反発。終盤は萎んだが、外部要因からは買い材料に乏しかったにもかかわらず、比較的強い動きとなった。きのう大きく売られた半導体株などにも買いが入っており、目先の底打ち期待を高める上昇であったと言える。週間では日経平均が0.8%安、TOPIXが0.3%安であったのに対して、マザーズ指数が4.1%高と、逆行高かつ大幅な上昇となった。週末値(888p)で26週線(876p、22日時点、以下同じ)を上回っており、すぐ上に52週線(894p)が控えている。今年はまだ52週線を上回ったことはなく、ブレークできれば上昇に弾みがつく展開が期待できる。日経ジャスダック平均も今週は週間上昇で、きょう年初来高値を更新している。来週は新興市場の動向に注目しておきたい。


【来週の見通し】
 堅調か。引き続き米中関連のニュースには振り回されるだろう。ただ、日経平均は今週、下を試して切り返しており、押し目があれば買いが入ると考える。月末週で経済指標の発表が多く、中でも米7-9月期GDP改定値や米10月耐久財受注などが注目される。これらは相場のかく乱材料となりうるが、現状では指標が悪くても金融緩和長期化期待が高まりやすく、マーケットにネガティブに作用する可能性は低いと考える。28日の米国市場は感謝祭により休場で、年末商戦が意識されるタイミング。今年は米株高と利下げ効果で好調が見込まれることから、商戦活況期待が楽観ムードを高めやすい。神経質な地合いは続くとみるが、弱材料には一定の耐性を示し、戻りを試す展開を予想する。

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