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フェイスブックCEO、米大統領選候補に選挙運動の人材を私的に推薦

(ブルームバーグ): 米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、2020年大統領選の民主党候補者であるピート・ブティジェッジ氏の選挙運動に数人の採用候補を私的に推薦していた。有力テクノロジー企業の幹部が直接的に政治に関与しようとした例が明らかになるのはまれだ。

ザッカーバーグ氏は今年に入り、ブティジェッジ氏の選挙対策本部長を務めるマイク・シュムール氏に電子メールを複数回送付。その中で、選挙運動のため採用の対象になり得る人物として複数の個人名を挙げていた。選対本部の広報を務めるクリス・ミーガー氏はこれを確認した。ザッカーバーグ氏の夫人であるプリシラ・チャン氏も、選挙スタッフの採用について複数のメールをシュムール氏に送っていた。推薦があった中からは、最終的に2人が採用されたという。

フェイスブックは虚偽情報の垂れ流しやプライバシー、選挙への干渉、偏見の助長などの問題があるとして、ザッカーバーグ氏に民主・共和の両党議員から厳しい非難が集中しているさなかにある。同氏は23日、金融サービスや住宅業界に対するフェイスブックの影響について、下院金融サービス委員会で証言する予定だ。

ザッカーバーグ氏は前下院議長のポール・ライアン氏や現下院議長のナンシー・ペロシ氏に2014年に政治献金するなど、以前は頻繁に政治に関与していた。だが16年の大統領選が終了して以降は、特定の候補に献金したり支持を表明したりはしていない。今年6月にフェイスブックの政治活動委員会(PAC)に5000ドル(約54万円)を拠出したが、このPACは民主・共和の両党候補に献金している。

ザッカーバーグ、チャン夫妻の広報担当者はブルームバーグ・ニュースに対し、両氏とも人材を推薦するよう要請を受けたため対応したと回答。「ザッカーバーグ、チャン夫妻は大統領選で誰を支持するか決めてはいない」と述べつつ、ザッカーバーグ氏が他の候補者とも同様の関係を持っているのかとの追加質問には答えなかった。

原題:Zuckerberg Has Quietly Recommended Campaign Hires to Buttigieg(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

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