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日経平均が年初来高値を更新、一段上のステージも期待される動きに

写真:LIMO [リーモ] 写真:LIMO [リーモ]

米中の貿易協議の部分合意などを受けて世界の株式が上昇
2019年10月18日の日経平均株価の終値は、前日より40円82銭高の22,492円68銭となりました。

先週は、16日に終値ベースで令和最高値となっただけでなく、年初来でも最高値を更新。18日にはさらにこれを更新しました。前週末の11日までに米中両国が貿易問題を巡り部分合意に至ったと伝えられると市場はこれを好感し、米ダウ工業株30種平均のほか、海外の株価指数は軒並み上昇しました。日本株も体育の日の連休明けから買われる展開となっています。

今週の動きはどうなるでしょうか。18日のダウ平均は前日比255ドル安となっています。ただし、押し下げの要因は、ボーイングとジョンソン・エンド・ジョンソンの不祥事が伝わったためとされ、両銘柄を除くと下落幅はわずかでした。

米中の貿易協議は部分合意に達したとは言うものの、これまで段階的に引き上げられた関税がただちに元に戻るというわけではなく、先行きは不透明です。特に来年の大統領選を控えた米トランプ大統領の言動には引き続き注意が必要です。

トランプ政権は18日、欧州連合(EU)の航空機補助金が世界貿易機関(WTO)協定違反だとして、エアバス社などの航空機やワイン、チーズなどに最大25%の報復関税を発動しました。これを受けてEUも対抗措置の準備に入ったとされます。

EUについては、英国のEU離脱を巡る問題で17日に合意したことから「合意なき離脱」が後退したと伝えられました。ところが、英議会下院は19日、この離脱案の採決を先送りしました。英国のジョンソン首相は当初、10月末の離脱を目指していましたが、実現はなかなか難しい状況になってきました。

このように、市場環境はどちらかと言えば悪材料のほうが多いですが、国内の企業を見ると業績好調な銘柄も多いことから、出遅れ気味の割安株などを中心に物色したいところです。

直近の上値メドを超え、さらなる上昇に期待
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。前々週、前週と、もみ合いながらも75日移動平均線に下値をサポートされているような展開が続いていました。大きくジャンプする前にいったん沈み込むような動きです。前週末11日には窓をあけて上昇すると、5日線、25日線も回復。そのまま陽線で引けました。

先週初15日にどちらに向かって動くのか注目されましたが、ふたを開けてみると大きく窓をあけて寄りつくと、「陽の丸坊主」のような大きな陽線で引けました。翌16日もさらに窓をあけて上昇し。そのまま高値圏を維持しました。

今後の展開はどうなるでしょうか。注目すべきは、直近の上値メドである9月19日の高値(22,255円)を上抜けただけでなく、その前の4月24日の高値(22,362円)も超えてきたことです。日足の短期的なスパンだけでなく、週足レベルでも、昨年の12月下旬を大底とする一番底、二番底が確認され、上昇トレンドがしっかりと形成されています。

先週急上昇したことから、今週以降、目先意識されやすい22,000円あたりまで若干の調整もあるかもしれません。しかし、そこを割り込むことがなければ、目線を上に持っていいと思います。

その場合の上値メドは、2018年10月2日の24,270円あたりになるでしょう。ここを突破すると、目立った節が少なく視界が開けていることから、上昇に弾みが付くことも期待されます。

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