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英EU離脱合意を達成、米中協議進展期待、ポンド急伸に円安の動き=ロンドン為替概況

英EU離脱合意を達成、米中協議進展期待、ポンド急伸に円安の動き=ロンドン為替概況

 17日のロンドン市場は、ポンドが急伸、円安の動きが広がっている。まず、中国が貿易協議のフェーズ1の文書化の作業に取り組んでおり、次のフェーズ2に関する協議を行っていると発表した。円安・株高と好ムードとなったところで、英国とEUが離脱合意を達成したと報じられた。ポンドが一気に上昇し、その他主要通貨も追随。円安とドル円の動きが広がった。序盤は軟調だった欧州株や米株先物は両ニュースを受けてプラスに転じ、上げ幅を拡大している。ポンドドルは1.30手前、ポンド円は一時141円台乗せまで急伸。ドル円は109円手前、ユーロ円121円台前半、豪ドル円74円台前半へと買われた。ユーロドルは1.11台乗せ、豪ドル/ドルは0.68台に乗せる動き。全般にリスク選好ムードとなっている。ただ、週末土曜日に英議会で合意について採決が実施される。タフな議会での賛同を得られるのかどうかに焦点が移ってきているようだ。

 ドル円は108円台後半での取引。中国が貿易協議のフェーズ1の文書化の作業に取り組んでおり、次のフェーズ2に関する協議を行っていると発表した。続いて、英国とEUが離脱合意を達成したと報じられた。株高とともに円売り圧力が広がり、ドル円は108.94レベルまで買われた。その後は売りが入っているが、108円台後半の水準は維持している。

 ユーロドルは1.11台前半での取引。1.1070近辺での揉み合いから上放れて1.11台へと上昇している。英国とEUが離脱合意を達成との報道でポンドドルが急伸し、ユーロドルも追随した格好。高値を1.1140レベルまで伸ばした。ユーロ円は120.50近辺から121.35レベルまで上伸した。いずれも足元では買い一服も、東京市場よりは高値水準を維持している。この日は、ユーロ独自の材料はほとんど見あたらなかった。

 ポンドドルは1.28台後半での取引。序盤には1.2750近辺まで下押しされる場面があった、しかし、米中協議の進展期待などでポンド円とともに下げ渋った。EU首脳会議の開始とともに、英欧首脳がブレグジット協議で合意に達したと表明。市場はポンド買いが強まり、1.2990レベルまで上伸した。ただ、1.30の心理的水準が壁となり、その後はやや売り戻されている。ポンド円は138.63レベルまで軟化した後は買いが強まり、141.50近辺に高値を伸ばした。その後は140円台前半へと反落。ジョンソン英首相は19日に英議会で離脱合意の採決を行うと述べた。DUPはこれまでと姿勢は変わっていないとしている。コービン英労働党党首は対決姿勢を露わにしている。今後の焦点は、英議会動向に移行することに。

MINKABU PRESS 松木秀明

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