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明日の戦略-後場は手じまいで下げ加速、22000円台を維持できるかに注目

 18日の日経平均は6日ぶり反落。序盤は前日終値近辺でもみ合ったが、買い材料に乏しい中で、じわじわと売り圧力が強まる展開。前場のうちに下げ幅を3桁に広げた。上昇一服感が強まったことで、後場はスタートから水準を一段切り下げ、下値模索が続いた。幅広い銘柄に売りが広がる中、引け間際には下げ幅を200円超に広げる場面もあり、ほぼ安値圏で取引を終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆2200億円。業種別では騰落率上位は輸送用機器、ゴム製品、鉱業で、上昇はこの3業種のみ。一方、下位は医薬品、精密機器、パルプ・紙となった。オンラインビンゴカジノシステムの提供を開始したと発表したアクロディアがストップ高。反面、日本経済新聞で今期の利益見通しを下方修正するとの観測が報じられたキヤノンが大幅安となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり192/値下がり1907とほぼ全面安。自動車株が強く、証券会社がレーティングを引き上げたスズキが3%超の上昇。三菱自やホンダなどにもしっかりした動きが見られた。ハイテク株なども値を保ったものが多く、キーエンスやローム、TDKなどに買いが入った。上方修正を発表したオリコンや八洲電機が急伸。サンバイオは連日のストップ高と買いが続き、窪田製薬もストップ高、キャンバスが急騰とバイオの一角が賑わった。一方、ソフトバンクGや任天堂が軟調。米国でヘルスケア関連が弱かった流れを嫌気して、武田や大日住薬、アステラスなど薬品株が売りに押された。決算が期待に届かなかったいちごが急落。証券会社が目標株価を引き下げたGunosyが大幅安となり年初来安値を更新した。

 日経平均は後場下げ幅を広げて連騰記録は5でストップ。寄り付き近辺が高値、引け間際が安値の実体の長い陰線を形成した。値下がり銘柄の数も多く、印象は悪い。ただ、きょう値下がり率ランキングでワーストとなった銘柄でも下落率は10%以下(サイジニア、9.8%安)にとどまっており、はしごを外されたような売られ方となった割には、個別の下げはマイルドとなっている。高値圏で推移しているハイテク株には買いが続いたものも多く、流れが変わったと判断するのは早計だろう。きょうの下げに関しては、金曜19日の米国市場が休場となるため、手じまい売りが早めに出てきたとの見方が強い。今晩の米国株が下落した場合には、あすはさえない地合いとなるだろうが、極端な下げでなければ、日本株はきょう先んじて売られた分、下は限定的と考える。テクニカル面では、節目の22000円や52週線(21970円、18日時点)より上を維持できるかが注目ポイント。下げても22000円辺りまでとはみているが、これらをあっさり割ってしまうようだと、来週は10連休リスクへの警戒がより強くなり、弱材料に対する反応が大きめに出てくる可能性があるため注意したい。

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