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節約中でも「小遣い」は必要なのか?

小遣いは、家計の中では厄介ものかもしれませんが、自由に使える息抜きのお金として大切な存在です。いくらくらいが妥当な金額だと思いますか? 小遣いは、家計の中では厄介ものかもしれませんが、自由に使える息抜きのお金として大切な存在です。いくらくらいが妥当な金額だと思いますか?

◆節約生活には小遣いは不要?
家計を切り詰めているご家庭では、よく「小遣いなんて必要ない」とおっしゃることがあります。果たして本当にそれでよいと、みなさん思うでしょうか。

実は「小遣いがなくてよい」という考えは大間違い。節約生活中だからこそ、小遣いの役割は大きいのです。節約生活の中で、自分の権限で自由にできる生き抜きのお金の存在は大きいものなのです。

節約に向け家族一致団結で取り組むのは非常に大切です。それぞれが自分の裁量で使えるお金もないと、息が詰まります。そうなると、前向きに協力しようという意識も薄れてしまいますよね。

◆小遣いは消費、浪費、投資のどれ?
小遣いについては、使い方によっては「浪費」や「投資」に含まれることもありますが、家計全体で捉えれば、「消費」のカテゴリーに入れて全く構いません。普段の生活をする上で、必要不可欠なお金の一種と捉え、何に使うかはあくまで個人の自由です。

相談者の中にも、お小遣いを「自己投資に使っているから投資に区分けしています」と言う人もいれば、「使い方を把握しておきたいから、お小遣いもしっかりと消費・浪費・投資を意識して記録しています」と言う人もいます。でも、精神的にゆとりを持って使えるお金と考えて、大まかに「お小遣い=消費」と決めてしまい、細かいことは気にしない存在としても良いと思います。

◆お小遣いはいくらが妥当?
毎年、サラリーマンの小遣いの平均が公表されたり、街頭アンケートの様子が放送されたりしますが、小遣いの額は他の家庭とそろえる必要はないし、毎月定額である必要もないと思います。給料の金額に変動があるのであれば、「小遣いは出来高制」というのもありです。

小遣いの存在は重要ですが、家計には負担となる費目であるので、金額の決め方は慎重になりたいもの。そこで小遣いの金額を考える目安の一つとして、夫婦合わせた収入の7%から10%割程度を夫婦の小遣い予算としてみましょう。この程度だと無理がないと思います。夫婦同額でもいいですが、夫のほうが多めに予算するというケースが多いようです。

他、ボーナスからは20%、臨時収入は50%など、収入に対しての小遣いのルールを作るのも良いですね。一生懸命働いて、収入が増えているのは明らかなのに、働く本人には何の報いもないのは少しかわいそうですよね。
今後の頑張りの糧になるように、労働に伴う賃金をベースに金額を決めるのは、小遣いの良い決め方になると思います。

家計がうまくやりくりされ、家族の生活が守られるために、妻も小遣いを持ち、家計のお金と区別するように。途中での補てんは家計を狂わせるため、タブーです。 家計がうまくやりくりされ、家族の生活が守られるために、妻も小遣いを持ち、家計のお金と区別するように。途中での補てんは家計を狂わせるため、タブーです。

◆専業主婦にもお小遣いを!
共働きの場合、家計は別にするのではなく、収入を合算した中から小遣いをもらう仕組みにすることがうまくいくコツ。事実、生活に必要な金額を割り勘で自分の給料から出し、残りを小遣いとするやり方は、お金が貯まらないなどやりくりに失敗することが多いのです。

一方、妻が専業主婦の場合の小遣いとはどうするとよいでしょう? 専業主婦の多くは、「小遣いなし」にしていることでしょう。家計から、いつも家にいる自分がお小遣いをいただくのは気が引けるという意見が非常に多いのです。

でも、それは間違い。専業主婦も5000円~1万円程度は自由に使える小遣いをもらうべきです。お小遣いのお金と生活を営むお金をきっちり区別することで、初めてメリハリが出るものです。多くの夫が「お小遣いは必要」と感じているのと同様に、外で働く妻も、家で働く妻も、自由に使うお金があってもよいのです。

専業主婦のお小遣いを家計から出していると、どうも使い方がルーズになりがちで、小遣いとしてのお金を使いすぎたために、「家族の食事のおかずが一品減った」となる程度ではまだいいほうで、ひどい場合、自分でクレジットカードを作って買い物をし、それでも足りなくなって、最後はキャッシングしていたというケースも時々見受けます。こういうことを避けるためにも、小遣いと家計費の区分けが必要と思うのです。

◆夫への「小遣いの補てん」はタブー
お小遣いが月の途中で底をついたときはどうするか?

オリックス銀行の発表データ「夫と妻の家計管理に関する意識の違いについての調査」を見ると、「お小遣いが減ってくると、妻は我慢して乗り切り、夫は家計から追加を頼む」という傾向が見て取れます。小遣いは、よほどイレギュラーなことがない限り、一切補てんしないということを原則にしたほうがよいのです。

実際、お小遣いの補てんを繰り返してしまった結果、家計やりくりに失敗してしまう例は多いものです。夫に優しい妻、あるいは夫に物が言えない妻が、「お小遣いが足りないよ」と夫に訴えられると、つい渡してしまう。中には、貯金を切り崩したり、キャッシングしたりしてまでお小遣いを渡している事例もあり、当然家計は行き詰まります。

小遣いは、収入に応じて何%と割合を決め、それ以外の補てんはないが、使い道は自由。そんなルールを作り、節約で締めるべきお金と自由なお金を区別して生活を楽しく、張りのあるものにする「小遣い」の存在に、私は大賛成です。

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