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せっかく屋根塗装をしたのに……まったくの無意味になる欠如工事とは?

(写真:不動産投資の楽待) (写真:不動産投資の楽待)

不動産で、雨漏りを発生させないために重要なのが「屋根の塗装」。しかし、その塗装がまったくの無意味になる欠如工事は珍しくないという。

その実態について、一般社団法人市民住まい向上委員会代表・矢野克己さんにお話を伺った。

「屋根や瓦の素材が何層にも重なる素材で作られている場合、いくら上から上手に塗装をしても劣化具合によっては簡単に剥離します。また、剥がれかけている塗装の上から新たに塗装する業者も数多いですね。

塗装が剥がれてしまう場合の対処法はさまざまですが、一般的には既存の塗膜や防水層を撤去し再施工を行うか、下地に緩衝しない新たな工法で施工しなければいけないでしょう。

上記の写真のケースは層間剥離という現象で、塗装工事の問題ではなく瓦そのものの製造方法に原因があります。抄造法と言われる製法で何層も圧縮してバームクーヘンの様に断面が重なっており、層と層の間に水が入り込み剥離していくものです。この場合は塗装ではなく、瓦の張替えが必要になります。

他にも、塗料によって相性があることも忘れてはいけません。有機塗料の上から無機塗料を使用したり、相性を考えない職人さんが多いのです。その結果、剥がれや膨らみ、チヂレなどが発生します」

屋根を修繕したばかりだからと安心している内に、段々と劣化が進行している可能性も往々にしてあるわけだ。そんな事態に陥らないよう、しっかり信頼できる業者を探すことが重要になるだろう。

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