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投稿コメント一覧 (40コメント)

  • >>No. 916

    トヨタ幹部:
    長田氏は「あんなところ(鉄連会長会見)でやるのかな、と率直にびっくりしている」と強調し、提訴後も「場外」で発言を続ける日鉄側の姿勢に不快感を示した。
    日鉄幹部:
    森高弘副社長は2日のオンライン会見で「トヨタ自動車は最も重要なお客さまの1つであり、今後も良好な関係を継続していきたい」

    和解期待の日鉄に対してトヨタは和解する気は全く無く徹底抗戦の構えですね。結末がどうなるか楽しみです。勉強になります。

  • ついにトヨタ側の気持ちの入ったコメントが出て来ました。日鉄側は「訴えると手紙で伝えた」と思っていても、訴えられる側は無礼と感じ怒り狂っているのが実態。橋本社長インタビューによると和解を念頭においての訴訟のようですが、それならば最低限の丁寧さがあっても良かったのではないでしょうか。

  • 反応有り難うございます。仰る通りと思います。トヨタが日鉄の恩人というのは適切ではなかったので撤回致します。「日本製鉄も、これまでは安値でもトヨタに卸すのが自社の利益につながるという判断があったからそうしてただけ」が適切です。日鉄がトヨタにやられっぱなしだった的な論調が多かったのでちょっと言い過ぎてしまいました。因みに日経ビジネス記事にも以下、述べられてました。
    「日鉄側にトヨタへの甘えはなかったか。トヨタは部品メーカーの分まで日鉄など鉄鋼メーカーから集中購買している。こうした長期大量取引のおかげで、日鉄が長年、国内製鉄所の稼働率を維持し続けられたのは確かだ。価格面でも同じことが言える。主原料の価格変動を基本的に転嫁できるため、長期で見れば安定した利益を出せた」

    一方、価格交渉と今回の特許侵害訴訟は全く分けて考えるべきかと思います。
    橋本社長インタビューに「特許問題を人質に価格交渉を優位に進めたいというケチな話は考えてない」とありました。これは立派な態度かと思います。
    ただし、しつこいですが、宝鋼の電磁鋼板がパクリという結論が出てない中でトヨタまで提訴するのは乱暴すぎるというのが私の一貫した主張です。専門外ではあるものの私もエンジニアなので今、件の「特許第5447167号」を読み込んでいます。もちろん勝ち負けは裁判所の判断ですが、一読した印象は失礼ながら「こんなんで鉄の特許って取れてしまうんだ」というものです。物性物理を大学でかじったくらいの人なら何となく把握できると思うのでチャレンジしてみて下さい。

  • 「売らないほうがマシってのは個人的に思う」
    これには同意します。先ほど日鉄はフェアではないと言いましたが、過去の経緯がどうであれ、交渉が決裂すれば取引停止して供給を止めれば良いのです。それが中長期的にも日鉄のメリットになると判断すれば。今まではトヨタと切れると不味い状況だった(海外向けの方が安い)から嫌なトヨタでも我慢していた。今は海外の方が高いから我慢する必要なし、というのが日鉄の態度変化の主因と考えます。もちろん壊し屋のような橋本社長が就任したから、これが出来たという事です。内部の痛みを伴う改革は文句なく素晴らしいと思いますが、対外的なところは現時点では正しかったか失敗だったか判明するのは数年後でしょうね。

  • 私の質問は「日鉄の赤字の原因はトヨタへの安売りなのか?」でYesかNoかで答えて欲しかったのですが。答えは「No. それだけじゃないがそれも原因の一つ」というのが一番正解に近そうです。青波さんによると電磁鋼板だけではなく全製品が不採算。更に国内自動車向けの薄板の不採算を適正価格で買ってくれる海外への輸出で補填しているのが実態だと。では何故、宝山は安い日本市場のトヨタ向けをやろうとしているのですか? 日鉄が赤字で大変になるくらいトヨタ向けが安値なら、日鉄と同じように適正価格で買ってくれる日本以外の市場に売ったら良いのに。
    昔は鉄の内外価格差というのは日本国内向けが高く、海外向けに安くやっている、というのが鋼材ユーザーにとっては大問題でした。国内で作っていても海外メーカーに勝てませんから。だから多くの製造業はどんどん国外に出て行ったんですよ。安い鋼材の輸入も日鉄が絶対に許さず政治力でブロックしていたと聞きます。国内の鋼材コストが高くても頑張って日本でも製造を続けていた会社の筆頭がトヨタです。トヨタを始めとする鋼材ユーザーは日鉄が海外向けに安く出しているのを知っているのに日本の製造業を守るために敢えて価格差を飲んで高い日鉄を買い続けてくれた恩人です。自民党アホ政府の失政でデフレが長く続き今でこそ逆内外価格差(日本の方が安い)となってますが、今になって海外の方が高いから適正価格とかいって大幅値上げしてくる方がフェアではないと私は思います。

  • 特許訴訟後に製鉄業界を調べ始めたので確かに理解不足で私の発信はピント外れが多いかもしれません。初心者なので出来るだけ客観的に見ようとしているのですが、きっかけが「何故、材料の特許侵害で客を提訴?」という疑問の解の追及なのでトヨタ寄りコメントになってしまう事は御容赦下さい。この疑問への回答はこの板で幾つも御意見が出ていますが、週刊現代の橋本社長インタビューが日鉄としての立場表明の決定版です。でもこれでトヨタや日鉄から鉄を買っている客のどれくらいが納得できるでしょうかね? ただ一方的に日鉄の立場を表明しただけなので、豊田社長との言葉のキャッチボールを見たいですね。きれいごとだけで済まない部分が見えてくるのでは無いでしょうか。
    また、私から詳しい方への質問ですが、日鉄が過去に赤字だったのはトヨタに安売りさせられたからなんですか?

  • 情報ありがとうございます。週刊現代、電子書籍で読みました。橋本社長、確かにこれまでの日本企業の経営者とは毛色が相当違います。ここまで攻撃的なコメントをメディアで出せる経営者は居なかったですね。彼の結論は「儲ける為には訴訟でも大幅値上げ交渉でも、相手がトヨタだろうが遠慮せず何でもやる。我々が儲かれば客の為にもなる」です。社内ではリーダーシップある頼もしい社長に見えるかもしれませんが、客からは嫌われるでしょうね。
    彼のコメントで、これは強烈と思ったのは「トヨタだって、鉄の成分の分析くらいはできる。自分たちで特許侵害があるか否かの事実は確認できるはずです。トヨタ自身に、宝山の鋼板に特許侵害の可能性があるとの認識があるから宝山の説明を持ち出すしかなかったのが実情ではないでしょうか」
    エンジニアの御出身ではないのにここまで言い切るのは自社エンジニアを信用しているからでしょうが、根拠は旧住金特許ですから冷遇されていると言われる旧住金エンジニアに檄を飛ばして調べたんですかね。
    それにしても、ここまで言われたら豊田社長も何らかの反応を早急に出さざるを得ないです。週刊現代のライバルの週刊ポストがコメント取ってくれるのを期待します。

  • 昨日の橋本社長の会見の記事を幾つか読みましたが、主張内容は明確だと思います。以下、読売新聞記事より。
    「トヨタは、特殊鋼材を調達した中国の鉄鋼大手・宝山鋼鉄から「特許侵害の問題はない」との説明を受けたとしている。橋本氏は、『聞いているというだけでは(特許侵害を否定する)説明にならない』として、トヨタ自身が調査することが必要だと主張した」
    トヨタは使用前に材料がちゃんと使えるかのチェックは十分にしたはずですが、特許侵害があるかどうかの観点での調査は不十分だったのでしょう。日鉄が持つすべての電磁鋼板の特許を事前に調べて問題ないかをユーザーが確認するのは至難ですが、日鉄は訴訟してくる会社だと分かったので、トヨタは買っている日鉄の鋼材の特許は全て徹底的に調査せざるを得ません。

    「また、『私どもの土俵にのっていただけるのならば、日本経済への影響が出ないようにする責務がある』とも述べ、対立を解消して和解にいたるのが望ましいとの考えもにじませた」
    殴っておきながらこのコメントは揺さぶりでしょうか。
    どなたかが豊田社長が雲隠れしているとの情報を共有して下さいましたが、強烈な反撃の一手を画策中という気がしてなりません。

  • 素直に読んでおっしゃりたい事が分かりました。曲解しており申し訳ありません。
    「知財において知ってたか知らなかったは問題ではないこと」は納得です。
    「製造販売の差し止め請求はそりゃそうだろってこと」は私と見解が異なりますが、尊重致します。
    法的にはやっていい訴訟でしょうが、この調子で日系企業間で訴訟しあう殺伐とした感じが広まるのは嫌だなと個人的には思っております。殴った方は殴る理があると信じて殴り「きっと相手も何故殴ったのか分かってくれるはず」と考えているのかも知りませんが、思いがけず殴られた方は「絶対許さん」となるのが自然ですよね。

  • 誰もが宝山の電磁鋼板は日鉄の特許を侵害していると知っているのにトヨタだけがたまたま知らなかったならおっしゃる通りです。宝山の電磁鋼板が特許侵害品なのかどうかはまだまだ決着に時間が掛かる問題で誰もが知っているとは言い難いです。どう考えても前提条件が全く違うと私は思います。頭の体操としては面白いので、もっといろいろ考えてみてください。

  • 見方は人それぞれですのでご意見尊重致します。トヨタを訴訟したのは善意からと言うより積年の恨みにしか私には見えません。それくらいトヨタは日鉄に嫌われていたという事なんでしょう。

  • そこは純粋に法律の問題ですね。過去の判例があれば。特許侵害認定される前にその特許侵害品を買ったユーザーに対して後からさかのぼって損害賠償を命じる判例です。私も調べてみます。

  • 海賊版と確定しているものを使ったのならその通りです。
    トヨタは海賊版と判断できません。それを決めるのは特許訴訟しかないです。訴訟で宝山がクロになってもトヨタが使い続けていたらトヨタを訴訟すれば良いのです。順番が違うと思いませんか?

  • 日鉄がトヨタも訴訟先に加えた理由はadadadさんの仰る通りでしょう。長年のお客様(嫌なやつでも)を宝山と同時に訴訟するのは乱暴すぎませんか。宝山電磁鋼板が特許侵害してるから使わないでくれとトヨタに頼んでも、トヨタは「いや、特許侵害してないと聞いてます。ハッキリするまでサプライヤー同士で話してください」と何の悪意も無く返事。宝山を訴訟でも何でもして決着したら、その内容にフォローすれば良いという立場です。そしたら「あなたも訴訟します」と言われた。私は乱暴すぎると思いました。和解はありえません。あくまでも個人の感想です。

  • 言葉足らずで申し訳ありません。私が言いたかったのは、トヨタが宝山の特許侵害を見落としても「その素材を使ったトヨタが訴訟される」には繋がりにくい、です。宝山が訴訟されるのは分かります。訴訟前にトヨタと日鉄間で交渉をしていたのでしょうが、日鉄から「トヨタさんを訴訟しますよ」と言われても「へ? なんで俺を訴えるの? 」という反応だったのではないでしょうか。私もなんで?です。
    あくまでも個人的意見ですので。

  • そこが私と意見が異なるところですね。「宝山の特許侵害を見落とした」は(私は無いとは思いますが100%ではなく)あり得た。でも見落としても「訴訟される」には繋がりにくいです。ここだけが今回の事件の私が一番納得がいかないところです。
    他の御意見も尊重しておりますので、挑発的なコメントは御勘弁願います。

  • なるほど。そんなに簡単に分かるんならトヨタだって簡単に調べられたはずですよね。車の心臓部に使うモーターの素材ですよ。徹底的に調べたと思いますが。訴えられれば特許侵害で負ける事がすぐ分かるような素材を敢えて使いますでしょうか? トヨタ程の国際的な大企業がそんな安易な判断をするってありえますか。

  • 製造方法は特許で公開せず隠しているが、それで製造した製品を特許で守っていると言う事ですか。さすが詳しい方がいらっしゃいますね。panさんが仰っているように「第三者機関で分析すれば簡単に特許侵害を証明して勝てる」というのなら問題ないですね。ちょっと心配なのはこの足り方で日本が電磁鋼板の輸入をブロックするなら他国も自国内で特許とって日鉄材をブロックしてくるのでは無いかという事。マーケットが縮んでいく日本市場を守るより海外市場が大事になってくるでしょう?

  • 特許を取ってなかったなんてありえないと思います。特許庁のサイトで電磁鋼板で特許を検索してみて下さい。日鉄は電磁鋼板だけで昔からとんでもない数の特許を持ってます。以前、不正競争防止法で提訴したのは旧日鉄のエンジニアがポスコに入って技術を流出したのが証明できたからです。特許裁判は恐らく証明が難しいのだと思います。今回はパクリ立証の必要はありませんが、以前よりずっと難しい裁判になると思います。日本人として日鉄には宝山には勝って欲しいですが大変だと思います。トヨタに勝つのはもっと難しいでしょう。負けたらプリウス販売差し止めですから裁判所も忖度すると思います。

  • このツイッターの主の理解はかなり雑で短絡的だと思いますよ。今回の提訴の特許番号が日経ビジネスに出ていますが探すとポスコを提訴した時の特許技術(宝山にも流れたらしい)とは別物です。更に言うと2011年に日鉄と合併前の旧住金が取った特許です。今は日鉄の特許なので、日鉄がそれを根拠に提訴するのは何の問題もありませんが。

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