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投稿コメント一覧 (39コメント)

  • >>No. 334

    工程間のタクトで考えると、成膜ラインの最終巻取幅が5m程度。これでは塗工機(コーター)に掛からないので、1m〜2mの間のコーターに係る幅にスリッターで1次スリット。コーターで何層塗工するのか分からないですが、複数回に渡って塗工、塗工後に最終製品幅に合わせて2次スリット とラフに考えると、成膜ラインをメインのペースメーカーと置いてどれだけコーターの塗工液の段取り変更を減らすのかな、塗工難易度と乾燥能力でコーターの運転速度が決まる。コーターが能力不足だと仕掛品が増える。スリッターは超高速で動くので、スリット回数が少なければ複数ラインとも共有可能ってイメージして頂くのかなと思います。

  • >>No. 338

    仰る通りです。
    中国や韓国の会社は投資判断が日本企業に比べ格段に早く、経営者がしたたかなのか、自分の工場には世界で一番良い機械を導入し、製品を製造していますという売り方をします。
    自分は大昔、東レと付き合いが有りましたが、滋賀の石山の研究開発と生産技術(工務)が他社よりも格段に実力が有り、特に工務
    は、厳しい予算の中で、やりくりしながら設備のバラ買い(工程毎)に違うメーカーの機械を発注してもしっかり取り纏め、生産立上げ出来る人達の集まりです。東レは原料のみならず、機能繊維、機能フィルム(特に1ミクロン以下の磁気テープやコンデンサーフィルム)を手掛けており、実力はピカイチです。しかし、多角経営をしているので、集中投資というのは組織上難しいのではと思います。

  • >>No. 331

    のりさん
    仰る通りです。
    縦延伸機と横延伸機の間に塗工機(コーター)とコータードライヤー(乾燥機)を設置してインライン塗工する技術です(塗工できるのは易接着やシリコン系)。例えば、タバコの包装用フィルムの切り口に付いている細いフィルム、シリコン塗工されたポリエステルフィルムは韓国の某企業でインライン塗工で製造されているようです(自分は製造現場見た事有りませんが、昔の取引先の方が関与していました)。 塗工後、そのまま横延伸機で乾燥機させるフィルムメーカーも有りますが、横延伸機内部が揮発した塗工液で汚れるので、横延伸機前に乾燥機を持って来た方が生産効率は上がります。
    マニアックな夢物語ですが、これが実現出来たら、成膜(塗工)→インラインで塗工出来ない塗工液の塗工→スリッター と複数回に及んでいると思われる塗工プロセスが削減出来ると思います。(易接着と呼ばれるアンカーコートを先に出来れば後は相当楽になります。)

  • >>No. 330

    コンタミですが、クリーンルームのクラス10000ぐらいならハードルが低いのですが、クラス1000、100とクラスが上がるに連れて工場現場に入る前の要求が厳しくなるそうです。クラス100の工場は機械の回りは全て壁で囲まれていて、コンタミを持ち込む最大の原因は人の介在と言われています。コンタミ要求が厳しい工場は工場立入前に入浴して全て皮膚と髪の毛に付いているコンタミを落としてからクリーン服(クリーンルーム内の作業着)に着替えるぐらい徹底しないと駄目だそうです。(医薬品や半導体工場はこれぐらい徹底するそうです。)

  • >>No. 322

    のりさん
    はじめまして。
    大昔ですが、電子材料分野のフィルム工場に機械を納入したことが有ってコンタミ対策はキツイです。納入後の複数回に渡る機械の清掃、機械の回りのクリーン度を保つ為に窓が付いた壁で囲ったり、工場の空調は複数のHEPAフィルターを経由したり。特に静電気を帯びやすいフィルム、ポリエステルフィルム、だと人が近づくと成形中に帯電したフィルムが人に付着したホコリを吸着するので、作業者は壁の窓から機械の状況を確認するといった作業になるそうです。それ以前に、メーカーが納入した機械は据付・検収後に改造され、それ以降納入メーカーは工場現場に立ち入れなくなります。(ノウハウ流出の為)
    この業界は研究開発と特に生産技術(工程設計と設備仕様の決定)がないと太刀打ち出来ないと思います。

  • >>No. 315

    このフィルム業界で確立されていない発展途上の技術として、縦延伸機と横延伸機にインラインコーター(塗工機)と乾燥機を入れてフィルム成形するという革新的技術が有ります。一郎のポリエステルフィルムぐらいでしか適用例が有りません。もし、この分野でこの技術が実現出来たら革新的(夢物語)です。

  • >>No. 297

    こういったフィルムの工場ですが、地道にコストダウンしようと思うと、工場スチーム→ヒートポンプ化やボイラー稼働率向上(フラットボイラー導入)、工場エアー(圧縮空気)の扱いを高効率コンプレッサー導入、工程間で発生するトリム代をリサイクル原料として押出機再投入(顧客工程承認が通ればコストダウンに寄与)、工場内の空調効率向上、コンタミ防止の改善など地道な工程改善が必要です。これらが韓国のパイロットラインで実現出来ているならば、ライン作業のスキルさえ確保出来ていれば(3勤4交代)、他ラインへの水平展開はそこそこ可能性と思います。やはり現場作業者のSkillがないと難しい仕事と思います。

  • >>No. 306

    いろいろな考えが有るので、そんなにお気にせずとも良いと思います。根拠は有りませんが、これだけ株価が低迷しつつ出来高が少ない中で、チャートに基づいた機関投資家(ヘッジファンド)の空売りパワープレイが成立するのか疑問に思っています。(投下資本に対する費用対効果が少なく、パフォーマンスに欠ける) 決算発表まで機関投資家(ヘッジファンド)間での壮絶な駆け引きがなされるのかなと思っています。

  • >>No. 299

    有難う御座います。オルチオンさん他の投稿を見ていますが、ホルダーとしてここまで値動きが読めないのは初めてで困惑しています。私は新規の空売り参入が有った=機関投資家間のアービトラージが始まったと見ていて、個人は黙って台風 or 竜巻が通り過ぎる(信用買を食い尽くし、信用売りを食い尽くす)フェーズに入ったのかなと思って、黙ってやり過ごすのかなと思っています。

  • >>No. 296

    その大昔、某企業でこういった機械を売っていたのでコメントしました。しかし、多数の機関投資家が空売りしていると同時に、会社から適切な適時開示がなされていないので、ここに手を出すと大火傷をすると思うので、様子見が適切と思っています。
    ちなみにこの2週間で新規空売り参入が有った事をどう判断していますか?

  • >>No. 293

    もし、世界中の皆様が、先進国に仲間入りを伺っている中国から排出されるCO2の排出量と中国の原発から排出される処理水の扱いに着目し始めると上海エネジーのみならず、それ以外の中国企業に影響が発生と思っています。上海エネジーも薄氷を踏んでいる可能性が有ると思っています。

  • >>No. 291

    もし、ハンガリーが立ち上がる前までにウクライナ紛争が解決していて、ロシアからの天然ガスパイプラインが正常に稼働するならば、延伸機(縦延伸機&横延伸機)&コーターの乾燥炉熱源をLNG焚きにしてコスト削減するという必殺技が有ります。とは言っても政治問題の解決が先ですが。(熱源のLNG焚きはヨーロッパのフィルムメーカーでは良く採用されている手法)

  • >>No. 289

    特にこういったフィルムを製造するに当たって、電力消費が多いのは、押出機のモーター、延伸機(縦延伸機&横延伸機)の熱源供給、コーターの乾燥炉熱源&工場全体がクリーンルーム化されているのでその空調かなと思います。フィルム成形に係る電力消費が凄いので、エネルギーコストが製造原価に占める比率は予想外に大きいです。

  • >>No. 278

    逐次延伸にするとコストは激減します。同時延伸はパンタグラフ方式かリニアモータ方式という壮大な投資額が必要になります。中国勢が破格に安いのは、多額の補助金投入と電力料金が石炭火力&原子力発電で安いからと推測します。CO2削減の圧力が中国政府に今後及ぶならば、フィルム成形時のエネルギーコストが上がるので、必然的に製造原価が上昇すると思います。日本では稼働率が低いCO2の排出量の多い前近代化の石炭火力発電所が中国で稼働し続けるのか、頭の片隅に置くのかなと思います。

  • 大変狭い世界ですが、こういった機器の実際に移設据付を行うのは作業を請負した業者の1次、2次、3次業者で据付業者(荷卸、横持、据付)でのチャンピオンは日通です(優秀な業者を抱えているので)

  • この世界の胆はコンタミ防止(異物混入防止)の空調(クリーンルーム)設計に有ると思っています。フィルムの世界は酷くないですが、Class100を要求される半導体と医薬品は人の立ち入りが最大のコンタミ持ち込みの原因なので、工場に入る前に作業者に対する塵落とし(要すれば現場立ち入り前の入浴とクリーン服&帽子着用)という世界です。何れにしても改修工場中にコンタミを嫌うので、工場内に物理的な壁を作ってでも工場遂行すると思います。

  • 機器の設置は据付業者の力量に寄ります。日本で間違いない業者は、日通、製鉄系のエンジ会社、石化系のエンジ会社に依頼すれば、依頼者がとんでもない仕様書を発行しない限り大失敗は有りません

  • 仰る通りでライン改修のインパクトが大きいのは成膜ラインです。コーティング設備は先行で設置基礎と空調設備(クリーンルーム)工事が先行していればそんなに工期のインパクトはないと思います。基礎っていってもソールプレートを先行で設置しとけば何とかなります。据付業者を間違い業者に選択すればリスクは低減出来ます。時間が掛かるのは設置後の機器の清掃と試運転とサンプル品の製造(顧客の工程承認)です。

  • 適時開示見ました。
    デメリット:売上プロダクトミックスが偏る
    メリット:生産性向上と設備投資抑制
    ①従来は、成膜ライン→一次スリット→クリーンルーム内での梱包→輸送→クリーンルーム外での梱包品の一次清掃→クリーンルーム内での梱包品の2次清掃→開梱→コーティング→2次スリット→製品梱包→出荷
    半仕掛品の物流が改善して、無駄な工程が省けます
    コーティングマシーンを移設する事で稼働率が上げられます。適時開示では出ていませんが、スリッターの稼働率が気になるところです。(工場内と設備の清掃が行き届いていれば、同じスリッターで一次スリットと2次スリットは出来る
    成膜ラインの歩留まり改善:成膜ラインの歩留まりを悪くする主原因は型替え時間。特に原料とマスターバッチ(添加剤)に変更有る場合、最上流の押出機から条件変更が必要なので、各工場、各ラインで生産する品種を絞る選択はセオリー通りです。
    今後、もう少し会社側から丁寧な説明が有ると良いですね!

  • 浮動株がおおよそ1500万株弱なのに、既に約1200万株空売りされていると買い残が急減したらどうなるのでしょうか。

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