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１９日は日経平均が高値を更新したのに、鉄鋼三社の株価は急落した。その理由が判明した。会社予想に対して厳しいコンセンサスが発表されたからである。それを比較しやすい通期利益の対前年比増減率で見ると、日本製鉄ー４６.７％（ー４６.0％）、ＪＦＥ＋１６.８％（ー９.７％）、神戸製鋼＋３７.８％（ー２３.６％）である。前者が会社予想、かっこ内がコンセンサス。これを見ると、日本製鉄はともかく、ＪＦＥと神戸製鋼の増益予想にたいして、コンセンサスは減益予想で、神戸製鋼にいたっては６０％以上も乖離している。コンセンサスは会社発表を精査しての「後出し」だから、株式市場がコンセンサスを信用するのも当然だろう。ＪＦＥと神戸製鋼は「強気」の会社予想を発表して、株価が急騰したが現在は下落中である。この傾向は来週も続くであろう。アナリストたちは会社予想が「はったり」だと評価したからである。神戸製鋼に自社株買いや増配に期待する向きもあるよだうだが、減益ではどちらも無理だと、アナリストたちは判断したようだ。株価は決算発表前の１０２０円を目指すだろう。

JFEは増配、日本製鉄は減配の可能性もありと、決算と同時に正直に発表しているのに、ここは未定と、発表なし。これっておかしくないと思いませんか？　あんだけ強気の通期予想を発表するんだから、増配は当然だろうけど、それを発表しなかったのは、やはり何か企んでいるんじゃないかという会社への疑心暗鬼がいまのダダ下がりの理由かもしれない。しかしいつまでも未定ではすまされない。来月下旬に株主総会を控えているからだ。会社を信じて昨日のPTSまたは今日の前場で高値で買ってしまった純朴かつ善良な株主はどうぞ「増配」の発表を夢見て、健やかにお過ごしください。この会社は純朴でも善良でもないことは、かつてのデータ捏造事件で....それ以上は申すまい。

一昨日の神鋼鋼線、そして昨日午後一時の神鋼商事の決算がともにひどかったので、ここが良いはずがないと確信していたら、超強気な会社予想には驚いた。不採算部門は子会社に押し付けr、親は美味しいとこだけ総どりということだろうか、あやうくだまされるとこだった。一般に会社予想を日本の企業は保守的に発表する。ハ－ドルを高くして「未達」になるのが怖いからだ。しかしここは今期が良かったので、調子づいたのか、驚く高さである。しかし配当は未定である。その考える理由はただ一つ、配当を「据置」にすると、会社予想と大きく矛盾するからかだ。「そんなに儲ける予想なのは、配当がそのままちゅうのはどういうことやねん？」と抗議の嵐だろう。あの会社予想ならば増配発表が合理的かと思うが、それを公表しないのは、ここからは邪推に過ぎないが、会社は「自社株売り」をして剰余金を集めようと考えているのかもしれない。その目的が何なのかは見当がつかないが、こんな強気の会社予想を出せば株価が高騰するのは当然で、ある程度上がったら売り抜ける。そして配当の「据置」を発表する。そんなシナリオを描いているのかもしれない。

７５日線がずっと上昇しているが、明日は９３５円前後になりそうだ。もしここが日本製鉄のように通期予想は弱気、配当は未定ではなく、日本製鉄のように３５円「以上」と減配だったら、７５日線を割り込むかもしれない。JFEは前期の決算でかなり下落した。だから今回は市場が好感しそうな決算を「無理」して出したのかもしれない。いまは戻しているが、ここも９パーセント以上の下落を明日拝めるかもしれない。そしたら買いにはいろうかな。

神鋼商事のトホホな決算、それにグループ会社の大阪チタニウムの先日の急落などの「外堀」を見れば、本日三時半の決算発表がいいとはとても思えない。配当は据置ではなく、「未定」と発表するかもしれない。

いま日本製鉄が上がっているけど、これは昨日の下げすぎに対するリバウンドに過ぎない。いずれ下がるだろう。そしていま神戸製鋼が下がっているのは、昨日の日本製鉄の急落がトラウマになって、決算への警戒心からだと考えれば、決算前は下がったほうがむしろ、決算後には上昇しやすいと考える。しかし決算が日本製鉄とどっこいどっこいだたら、話は別だ。

決算に対する市場の評価はJFEは優、日本製鉄は不可だったようだ。そこで神戸製鋼のそれが良または可だったと仮定しよう。具体的には配当は据置、通期予想は保守的である。すると明日の株価はかなり下がるだろう。ここはJFEより日本製鉄と資本関係が近く、株価が連動することが多いので、要注意だ。ただ、信用倍率が日本製鉄ほどひどくないのが救いだが、常にOVERがUNDERをかなり上回るので、下落しやすい。今日は割れずとも、明日は１０００円を割るのではと危惧している。

掲示板にはまだ押し目だの、底硬いといった楽観的な意見が散見されるが、この掲示板の雰囲気が「お通夜」状態にならないと、反発は期待できない。今日の安値は９９５円でも、明日の安値は９５５円くらいかな？　雇用統計の発表を控えて今晩のNY市場が下がり、為替が１３０円台をつけそうだから、充分にありえる数値かと思う。

それはあなたの「希望」ですね。これは明らかに暴落のサインですよ。

OVERがUNDERの四倍以上もある他二社は２倍強なのに、これは異常だ。機関がとことん下げるぞという意思表示かもしれん。それに応えるように今日は下げのリーダーになっているようだ。後場も下がるだろう。

鉄鋼三社はほぼ同じ値動きをする。今日は三社とも買いSに始まり、９時３分に寄ったが、どこもほぼ寄り天である。しかも出来高は三社とも月曜日より減ったが、中でも神戸製鋼は激減して８００万株強である。さらに高値から４０円下げての引けだから、買いが入ったの朝の数分で、あとはずっと「売られっぱなし」だったことがわかる。今日は日経平均が５２０円も上がったのに、鉄鋼三社のこの「体たらく」は、機関が「鉄を売って、他を買うべ」と動いたたためであろう。この傾向はしばらく続くだろう。すなわち「春の鉄鋼祭り」はもう終わったと見る。

予想どおり１０００円を割った。さらに今日この地合いでマイナスで終わるようなら、明日も明後日もさらに下げるだろう。日鉄もJFEも５日線と２５日線のデッドクロスが出現してから、かなり下げている。ここは２４日にデッドクロスが出現すると見ているが、機関はそれが怖くて利確、あるいは望んで空売りをかけているのだろう。いずれにしろ、ここ数日は出来高が減少しているが、大口の買いが入らんことには株価は上がらんよ。

なんか１０００円を割りそうな気がするけど、俺だけか？

５日線と２５日線の差がほぼ毎日２０円以上縮まっているが、今日は６４.６円まで縮まった。２４日にはデッドクロスが出現しそうだ。だから買いは来週まで待つことにする。ただし配当落ちの２５円が悩ましいので、配当以上に落ちそうだったら、買うのはやめる。

ここ半年の安値を列記すると、９／２７.１３１８円、１／５.１３０１円、３／１７.１３０８円である。原油価格の影響かと思うが、この株は１３００円ちょっとで下げ止まり、それからあれよあれよと１５００～１６００円台まで回復する。だから今日は絶好の買い場だと考え１３１３円で指値を入れたが、買えなかった。水曜日にも同値で買いを入れるつもりだ。

今日１０００円割れを喜んで買うと、後悔しそうだ。

配当をもらう。権利落ち後に暴落すれば喜んでナンピンする。それを繰り返せば、持ち株は増えるの配当も増え、平均取得価格も下がる。実に単純な話だ。分轄してくれたので、この手法がやりやすくなった。含み損をしばし見ることにはなるが、その分は配当でカバーできる。ただし、海運不況や減配が予想されそうだったら、薄利で逃げる。そのタイミングさえ見誤なければ、この株で損をすることはないはずだ。

金融不安が起こると鉄鋼株が下がるのは、発行株式数が多く、自己資本率が低いためだと考える。この閲覧者の中には信用倍率の「信者」が多く、売り長になれば機関が買い戻すので株価が上がると純粋に信じているようだが、オリックスや川崎汽船は売り長だが、オリックスは悲惨、川崎汽船は低迷している。信用倍率より私が参考にしているのは移動平均線である。１７日段階で５日線は下がって１０５１円、２５日線は上がって９５９円だが、機関は株価が２５日線を下回り、二つがデットクロスしないと買戻しは考えないだろう。これは売り煽りではない。「分析」である。

OVERがUNDERの二倍以上だ。それに前場１００２円まで下がって、１０１５円まで戻したが、引け間際に売られた。後場すぐにでも１０００円割れしそうだが、そこから持ち直して１０１２円で終わると予想する。今日は１０００円割れはかろうじてないがだろう、来週はわからない。

昨日の始値の１０１６円を割ってしまった。すると意識されるのは、昨日の安値の１００５円だろう。これを割れば１０００割れは必至だろうが、そこまでは下げないだろう。１００９円程度で下げ止まるんじゃないだろう。ただ、それは今日だけの話で、そこから反転するかは大いに疑問である。ただ昨日の往って来いで「鉄冷え」の下降トレンドに入ったようだ。