ここから本文です

投稿コメント一覧 (27コメント)

  •  漢方にジェネリックの概念は存在しない。例えば、葛根湯や小青竜湯のような傷寒論に登場する処方なら、約1,800年前の処方。煎じ薬だったこれらの処方を飲みやすく顆粒にしたのがツムラの漢方なら、そちらの方が「ジェネリック的」だ。しかし、傷寒論の処方が先発処方として薬価収載されたわけでは無いので、正確にはジェネリックとは言えない。だから、漢方にジェネリックは存在しない。

     但し、ツムラが、現代医療の中に東洋医学を医学・薬学者達と共に根付かせたフロンティアであることは紛れもない事実だ。その点ではツムラを「先発メーカー」と呼んで良いだろう。

  •  薬価引き上げで楽しみなツムラだが、決算への反映は2024年第一四半期からだろう。2023年度最終決算への影響は3月の仮儒だけ。更に、医療機関や調剤薬局は、4月から引き上げになる処方を、安い3月に仕入れたいだろうが、それもにも限界が有る。それは、昨今の品不足の状況を考えれば十分想像できる。それよりは、2024年4~6期の決算や、安定供給への積極的な投資を楽しみに見守るのが良いだろう。

  •  台湾有事とこの会社の株価を関連付ける人がいるが、何と短絡的なことか?勿論、この会社への影響は致命的だが、台湾の半導体に頼ってる会社や中国に工場を持っている会社も相当の打撃を受ける。もっと言えば日本という国自体も株価なんて言っている場合じゃなくなるってことだ。それは米国も同じだ。これはウクライナ問題等の比じゃない。

     問題は、如何に有事にしないかということ。当の台湾人も現状維持派が多数で、米中の対立に巻き込まれたく無いのが本音だ。「台湾有事・日中衝突」を唱える輩は、麻生さんと変わらない。

  • ツムラの前期売上は、1295億円。今期予測は、1385億円。何処かに書いてあった27年度1500億円は、1割にも満たない増加率なのでかなり簡単な目標です。しかし、最新の目標は、24年度、1620億円となっています。頑張ってもらいたいです。
    また、中国での事業は、四大保険グループの一つ、平安グループがついているのでかなり有利に進められるでしょう。

  • 漢方薬「大建中湯」は「ノーベル賞級」だったんですね!!!

    ノーベル医学・生理学賞に米研究者2人 熱など感じる仕組み研究(NHK)

     ジュリアス氏は、細胞の表面には「辛さ」を感じさせるカプサイシンという成分に反応する「カプサイシン受容体」があり、この受容体は「辛い」という感覚を検出するだけでなく、熱にも反応するほか、辛さと熱を同じ「痛み」という感覚として検出していることを明らかにしました。

    またパタプティアン氏は、皮膚や内臓に力学的な刺激を感じるセンサーがあることを明らかにしました。

    ・・・・一部引用

     ノーベル医学生理学賞と言えば、かなり高度な理論を駆使して、常人では理解できない発見や発明を成し遂げた人がもらう賞・・・、と言う感じだし、確かに発見や証明とは難しいモノだと思う。ただ、今回の受賞は、体験的には私達が日常行っているもので、事象としては難しくも何ともない。

     要するに、辛いモノをだべると口の中がヒリヒリ痛く、その後に体が温まって汗が出てくる・・・、酷いときにはお尻が痛くなるほど下痢をするのは何故?という事象の証明で有る。

     記事にはカプサイシン受容体とある。カプサイシンとは唐辛子の成分で有るが、この受容体を刺激するものはそれだけでは無い。例えば、生姜を熱して乾かしたカンキョウ(乾姜)の主成分ショウガオールも、麻婆豆腐や鰻の薬味に欠かせないサンショウ(山椒)の成分サンショオールもこの受容体を刺激する。この受容体は、刺激を「辛み」として感じると同時に「熱」や「痛み」としても感じる。痛いほど辛いのはどうかと思うが、辛さと同時に暖かみも感じられると、消化管の動きも良くなるし、第一寒いときは本当に有り難い!

     さて、漢方薬の中に「大建中湯」と云う処方が有る。漢方薬大手のツムラでは一番の稼ぎ頭のようだ。この処方・・・、「葛根湯」や「小青竜湯」「防風通聖散」などに比べると馴染みが薄いかも知れないが、手術をするような外科のある病院では無くてはならない処方のようだ。この処方には、朝鮮人参とともにカプサイシン受容体を刺激するカンキョウ(乾姜)・サンショウ(山椒)と、飴が入っている。少し辛みはあるが飴の甘みも効いていて不味い薬では無い。この処方が、お腹の手術をした後の胃や腸にとても良い作用を及ぼすようだ。

    https://www.tsumura.co.jp/kampo/list/detail/100.html

     この処方は今から1800年以上前の中国の医学書に出てくる。1800年前に経験的に解っていたことが、今になって理論づけられてノーベル賞を取る!漢方は凄い!!!

  • 新型コロナに漢方の特効薬など無いと思った方が良い。元々、漢方は病名投与をしないから漢方だと云うこと。葛根湯では無いという人の意見も正しいが、私には葛根湯が効いたという人がいてもおかしくない。兎に角「生兵法は怪我のもと」、症状や体質を漢方医学的に解釈出来る医師に診てもらうのが大切。日本では医療用の漢方は西洋医学の免許を持った医師が使うことになっているから、検査も出来れば西洋薬も出してもらえる。漢方の知識のしっかりしている西洋医を探すことが漢方薬を探すより大事かも?
    中国で話題になった、清肺排毒湯も麻杏甘石湯(55)+胃苓湯(115)+小柴胡湯加桔梗石膏(109)で出来るけど、それが自分に合っているかは未知数なので、それも手の内に持っている医師を探すと良いね。
    さて、リモート・ワークの効果か、上半期期はいい決算(経常対目標118.2%)になったね。今期も頑張って貰いたい。

  • ツムラは、漢方薬に副作用が無いなんて一言も言っていません。例えば葛根湯の「くすりのしおり」には・・・

    この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
    主な副作用として、発疹、発赤、かゆみ、不眠、発汗過多、頻脈、どうき、興奮する、食欲不振、胃部不快
    感、悪心、嘔吐、排尿障害などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤
    師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
    ・尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる [偽アルドステロン症]
    ・体がだるくて手足に力が入らない、手足がひきつる、手足がしびれる [ミオパチー]
    ・体がだるい、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害]
    以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

    とあります。世の中に副作用の無い医薬品など無いと思って間違いないでしょう。

  • 7月の単月売上が出た。前同104.8%だと言うことだ。
    https://www.tsumura.co.jp/zaimu/library/m_info/2020/
    新型コロナ治療との関連は不明だが、長梅雨の体調不良には漢方は強いのだろう。更に、8月は猛暑だ!
    熱中症・食あたりへの五苓散、熱中症に関連したこむら返りに芍薬甘草湯、夏バテへの補中益気湯・清暑益気湯・・・漢方の出番だ!!

  • COVID-19感染症に対する漢方治療の考え方(日本感染症学会)

    会員各位

     COVID-19感染症に対する生薬による治療(漢方治療)のまとめが中国の新型コロナウイルス診療ガイドラインに掲載されています。しかしながら、これらの処方は生薬の組み合わせから作成しなくてはならず、漢方専門の部門を持つ医療機関でなければ対応が困難です。このため、漢方医学の第一人者でいらっしゃいます小川恵子先生(金沢大学附属病院漢方医学科臨床教授)にお願いして、それらをわが国で用いられている医療用漢方製剤に置き換え、記載していただきました。
     標準治療の無いCOVID-19感染症に対する治療薬の候補として、漢方製剤は期待できる薬剤と考え、特別寄稿として公開致します。
     まだまだエビデンスが不十分な領域ではありますが、本稿が会員の皆様のCOVID-19感染症治療の一助となれば幸いに存じます。

    2020年3月19日

    http://www.kansensho.or.jp/modules/news/index.php?content_id=140

    小川先生の論文を読むと・・・

    麻杏甘石湯(55)+胃苓湯(115)+小柴胡湯加桔梗石膏(109)で、清肺排毒湯は出来るとの事でした。
    その他、予防には、十全大補湯・補中益気湯。軽症には、香蘇散+平胃散や黄連解毒湯、もしくは清上防風湯、もしくは荊芥連翹湯等。
    それ以外にも多くの有望な漢方のエキス製剤が示され、その多くがツムラで製造されているものです。

    小川先生論文
    http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/news/gakkai/covid19_kanpou_0319.pdf


    漢方もひとつの選択肢でしょう。

  • 3/5付の令和2年「厚生労働省告示第60号」にしっかりとツムラの漢方は薬価基準から削除されずに収載されて居ます。良かったです。

    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411_00027.html

  • 漢方と抗ウイルス薬は全く別物で、漢方薬が効いたからと言ってその漢方に抗ウイルス作用があったとは言えないよ。治った症例は、先ず自分の免疫力でウイルス抗体を作ったから完治したワケで、漢方はその環境を整えたんだろうね。スペイン風邪の時、木村博昭が柴葛解肌湯や大青龍湯、森道伯が 小柴胡加桔梗石膏等で治したのと同じだね。

  • 今回の保険制度改革での薬価削除ということは回避出来てひと安心だが、上海や深圳のエキス工場や生薬の集積上の状況が心配だ。
    原材料やエキスの安全性は万全だと思うが、労働力の手配や風評被害が懸念される。
    確実な情報開示が必要だろう。

  • 漢方薬に抗ウイルス作用を求めるのは無理。中国で使われている薬剤も対症療法か免疫調節剤の範疇を超えていないと思う。
    但し、漢方の中にはインフルエンザ程度なら抗ウイルス薬と同程度に効果の高い薬剤がある事は知られている。これらも当然、抗ウイルス薬では無い。例えば麻黄湯・葛根湯・麻黄附子細辛湯等が挙げられるが、漢方的な診断(証)に基づいて投与することによって治癒を早める効果があるということだ。
    ツムラは、新薬メーカーが行うような成分の単離(例えば、八角からタミフルの有効成分を単離する様なこと)は行わない会社だ。ツムラは、現在使える漢方を正しく生産し、正しく使える医師を増やす事に注力している。

  • 12月12日のカンブリア宮殿は、バスクリン。もう何年も前にツムラとは関係が無くなった会社だよ!㈱バスクリンは、アース製薬の関連会社。

  • 大丈夫だよ・・・
    ツムらは生薬や煎じで中国進出をするわけじゃ無いよ。お得意のエキスだよ!
    「日刊工業新聞」
    ツムラは2019―21年度の中期経営計画を策定し、中国事業で最大1000億円(前3年間は4億円)の投融資を実施する方針を明らかにした。中国企業と合弁で天津に工場を新設、将来的に中成薬と呼ばれるエキス製剤を生産し、現地販売に乗り出す構想だ。機動的にM&A(買収・合併)も実行する。地固めを続けてきた中国事業で積極投資に打って出て、中核の医療用漢方製剤事業に並ぶ収益源を育成する。

  • 平安保険とのコラボはまだ残ってるよ!平安津村 有限公司(以下「平安津村」)が天津盛実百草中薬科技股份有限公司と業務提携したってのが中国市場への足掛かりが出来たということ。
    中国の中薬市場は14兆円以上・・・、その1%をもらっただけで1,400億だよ。それだけで売上倍増以上。ヤッパリ中国には美味しい市場があるって事だね。

  • ビックリした。上海津村が潰れたかと思ったら、精算されたのは上海上薬津村という中国向エキス製造をしようとしてた会社だと言うこと。日本向けにエキスを作ってる上海津村には問題無しなんだね。
    上期決算を見ても4%以上の伸び・・・、新製品も無いのに頑張ってるね。

  • 日本の漢方の良いところは、西洋医学を学んだ医者が漢方を使っているところだ。中国や韓国の様に東洋医学と西洋医学が分かれていない。そして、全ての大学病院で漢方を使っているし、多くの大学で漢方の講座がある。医師の8割が処方経験を持っている。
    医者は、検査も診断も西洋医学的に行ってから、漢方で行けるか?行けないか?漢方を補助的に使うか?を判断する。
    これが日本の漢方の強みだ。

  • ツムラとは全然関係ない話しが出てきているので私も一つ

    「これが日本だ!」

    日産 検査資格の取得試験でも不正 “事前に答え教える”

    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171106/k10011213601000.html

  • san***** 9月28日 17:37
    今週号のサンデー毎日の新潮への「カウンター」は、抑制が効いた上品な取材だったね。やっぱり副作用が有るからこそ西洋医が管理のする基で使うのが良いね。自己判断で使われる薬局向け漢方の方が怖いってことだ。基本は西洋医学、それで良い!大体、腹が痛くて漢方を飲んでいたら、癌がどんどん進んじゃったんじゃ洒落にならないね。

    もちろん、漢方が良く効く場面もある。
    例えば、筋クランプ、抗がん剤の副作用軽減、ホルモン治療前の更年期障害、術後のイレウス予防・・・、どれもこれも漢方の独壇場でしょ!

    症状から言えば、温める・潤すってのは、冷やす・利尿するしか脳の無い西洋薬には出来ない芸当の様だし。

    大体、中医の本場で保険会社をやってる平安グループが出資するなんて会社なんだから、これからも楽しみだって事だね。

本文はここまでです このページの先頭へ