ここから本文です

投稿コメント一覧 (2コメント)

  • 無いよりマシだけどしょぼい自社株買い。
    サカタが2月16日に発表した自社株買いは50万株が上限。発行済み株式総数の1.13%しかなく、配当金同様しょぼい。
    同じ時期、自社株買いの発表が続いたが、1月30日発表のキャノンは発行済み株式数の3.3%(発表当日終値3783円→今日の終値4388円 +16.0%)を自社株買いすると発表。1月31日発表の野村証券は4.0%(769.2円→896.2円 +16.5%)、2月6日の三菱商事は10.0%(2535円→3442円 +35.8%)と大きく、2月9日のエネオスは4.96%(593円→719.5円 +21.3%)と、各社自社株買いがそれなりの割合であったことから、株価はその後かなり上昇している。
    一方、サカタの2月16日の終値は3515円だった。発表後株価は1営業日だけ上昇して3830円まで上がったが、たった1日で上昇は終わった。今日の終値は3545円でたったの自社株買い発表後0.85%しか上昇していない。
    会社HPを見ると、3月29日迄に既に292,600株と上限枠の58.5%を買ってしまっている。日割り計算でざっくりと推計すると今日現在で既に7割方の自社株買いが終わっているはずだ。今日の終値3545円は毎日平均で7000株の自社株買いでやっと値を維持しているのであって、投資家に選ばれている銘柄にはなっていない。2月8日が3470円で今年の最安値なので、自社株買いがなければこの値を更新してずるる安値を更新していたでしょう。更に、自社株買いが終了した6月1日からは毎日7000株の買い方が無くなることを考えれば、今のまま何もしないと自社株買いの終了と同時に株価下落が始まるかもしれない。
    因みに2月16日のTOPIX終値2624.73円→今日の終値2663.15円(+1.46%)で、上昇率で負けている。

  • ここは、経営者が株主の方を見ていないので、現在のままでは人気化する可能性は低いでしょう。
    具体的には配当が少ない。予想配当利回り1.52%、前期の配当性向25.7%では魅力に乏しい銘柄です。会社HPには「各期の連結業績を勘案し、経営体質及び経営基盤の強化に必要な内部留保を確保しつつ、かつ安定的、継続的な利益配分を行うことを基本としています。」と書かれています。昨今、「配当性向30%を確保しつつ、40%を目指します。」というような株主還元強化の配当政策を謳う会社も増えている中、サカタのタネの配当政策は前世紀のセンスです。自己資本比率80%超えの会社(HPでは85.7%)が内部留保という単語を真っ先に使っているのです。年間配当をもう10円あげても、配当性向は今時では普通です。今の配当センスのままでは、決算が悪くなくとも、今回の第三四半期決算発表後に失望売りされたのと同じ轍を踏みます。

本文はここまでです このページの先頭へ