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投稿コメント一覧 (659コメント)

  • 日経1面に載った産学連携で中小企業のロボット導入費6割減というのは、JMCの来年の業績にも大きな影響を与えそうだ。このロボシップ構想自体は2020年から始まっていて既に実用化が見えているレベルで、来年から稼働するみたいだからね。単一の企業努力で導入コスト6割減なんてどう考えても不可能なところ、業界全体で最適化を図った戦略的勝利と言える。来年が協働ロボ元年になる確率は非常に高い。

    協働ロボは国内企業の99.7%を占める中小企業が潜在的顧客対象であり、さらに日本で地盤を固めたグローバル企業ファナックや安川はそこから世界を獲りに行くことになる。市場規模が途方もなく大きい。現状、実際に協働ロボでファナックとの取引を拡大させているJMCは正しいポジションにいる。

  • 日経一面、中小企業の生産性改善に向けてファナックなど産学連携で自動化ロボ投資促す。中小企業となると設置スペースの関係でJMCと関りがある協働ロボが主力になるだろうね。

    人手不足は国家存亡の話なので、協働ロボに関してはいずれ国策になる。物流・運送業界の2024年問題よりも大きな動きになってくる。

  • 社長のインタビューを見て、先端分野でライバルがいないのは20年前からデザインされていた結果であることがわかった。衰退する砂型鋳造の供給減に目を付け、そこを高度化、デジタル化し供給と需要が逆転する好機に向けて体制を整えていた。ライバルは日本の自動車産業創設のもっと前から存在する職人気質の町工場が多く、そもそもの成り立ちが違う。現在の状況は必然と言える。

    そこに来て協働ロボやEV化などの登場で、産業構造の大変革を味方につけることになる。軽量化、複雑形状化、大型化はその機能特性から確実に広がり、先進性と効率が求められ続ける。JMCがロボット業界のトップのファナックとの取引を拡大させ、上場企業で唯一ギガキャストの試作環境の提供をIRできたのは事実だ。

    20年の雌伏の時を経て、これらの大変革も数十年単位で続く。それと第八期棟の稼働でJMC自体の高度化も一つの完成形に到達し、この時代に間に合わせたのも大きい。一時的な躓きや停滞はあるだろうが、それを乗り切る修正能力や先見性が社長にはある。その部分を含めて長期投資として面白い銘柄。大きく化ける可能性を秘めていて、それは一年や二年では足りないだろう。

  • ギガキャストは、アイシン一社のスケジュールを見るだけで途轍もないスケールであることがわかる。まず基本的な認識として2030年までに市場規模が2兆円になり、その10%を取りに行くという話だからね。何の知見もない出遅れた状況から、50~120点の部品を一つにまとめる最高難度の最適解を見つけるまで短期間で試作を繰り返さなくてはならない。自分たちで言ってても過酷な道のりであることはわかっているだろうが、トヨタがこれで行くと言った以上やるしかない。

    アイシンがこれを実現するために出した戦略はシンプルで、金も人も全部EVに移動させるという方法だ。重点分野として既存分野からEVに投資資金を回すだけではなく、総資産の10%に当たる4000憶を売却して追加投資する計画を立てている。EVの中でも最注力分野のギガキャストなので、金で解決できることなら何でもやるだろう。

    アイシン一社からの仕事で生産能力をパンクさせられても何も驚かないし、Tier1メーカー一社の話をしてるだけなのに恐ろしいスケールだ。トヨタも100年に一度の大変革時代と捉えて動いているので、今までの延長線上でビジネスを考えるのは間違い。

    そしてギガキャスト以外の大型アルミ鋳造の仕事が増えているという現場の声が記事になっているので、他社はあえてギガキャストに挑戦する必要がないかもしれない。何しろ今仕事が殺到していると証言する砂型鋳造会社は、今まで無視され続けてきた小さな会社が多い。どこもそれほどの生産キャパシティーは持ってないし技術的にも停滞している。アナログ的な部分が参入障壁となりライバルがいないというのが、このテーマの非常に重要なポイントだ。

  • ギガキャストの試作は、製造業の中でもトップクラスの利益率になる基本構造がある。ギガプレスと砂型試作の両方を知っているテスラの比較では、砂型は開発期間を半分以下にし、コストを10分の1以下にできるらしいからね。詳しい数値に差はあるだろうが、砂型がギガプレスとは比較にならないほど試作向きという基本構造は揺るぎようがない。GMも既に買収した砂型鋳造会社でテスラを追い上げるという予測が出始めているので、この情報は確実に他社に波及していく。

    トヨタグループにしろ、特に開発期間の短縮は喉から手がでるほど欲しいだろう。JMCがそれを提供してくれるなら、倍の価格を払っても技術を欲しがるだろうね。実際は安く請け負うこともできるコスト構造なので、付加価値が高いビジネスになる。

  • 実際のところ、将来性があり実現可能性が高い大きな材料がたくさんあるというのが強い。協働ロボ、画期的量産の新工場、3Dプリンターのイノベーション製品ハートロイドの成功、EV、ギガキャスト、どれか一つでも買い材料になるものがたくさんある。これらの事業を高付加価値、高利益率で育成している。

    どの着眼点から入っても買えるが、すべてを詳しく複合的に見た時にJMCのポテンシャルのすごさに気づく。もっと言うと、表面的な話ではなくて創業時から社長が作り上げた企業文化が、時代の先端を完璧に捉えている。たまたまヒットを打っているわけじゃないから大企業に育つ可能性がある。

  • >>No. 671

    ちなみに、この記事はロイターのリークに過ぎなかったものですが、先週GMがそこに書かれている一社と思われる協力会社を買収したことで、砂型と3Dプリンターが試作の新常識になりつつあります。この業界の最先端の動向はJMCに有利に働くと同時に、当然相場にまだ織り込まれていないでしょうね。

  • 説明会資料で、ギガキャストの進捗に関連していそうな面白い箇所がある。一定程度の大型品鋳造に対応可能な設備、スペースを確保という箇所がそれ。このタイミングで大型品鋳造のスペース確保となるとギガキャストが濃厚だろう。

    これは理由がない話ではなく、10月初め時点での鉄鋼新聞の取材で、一社では受けきれないほどの注文ロットが来るのではと他の砂型鋳造会社が指摘している。それほどに問い合わせが多かったようだが、受注可能を上場会社として唯一アナウンスしている今となってはさらに殺到しているだろう。

  • 株探のギガキャスト特集を見ても、JMCが特異な存在であることはすぐにわかる。他がギガプレスを前提としたビジネスを構築している中、砂型として取り上げられているのはJMCのみで、既に試作環境を整えているのもJMC一社だけ。ギガキャストが始動するにしろ、まず数字になるのは試作からなので見逃されようがないポジションにいる。

    さらに業界では今週大きな認識の変化が起こった。テスラのギガキャストの試作に協力していた砂型鋳造会社がGMに買収されたことで、何がキーになる技術かが明かになったと言える。アメリカでは、砂型鋳造会社一社の影響で、新旧の巨人テスラとGMのビジネス計画に変更が起こるのではないかと言われるほどだ。

    JMCは現在、大きなテーマに対して商売の基本である需要と供給の話で有利なポジションにいる。産業の肝になりえる存在であり、漠然としたテーマではない。トヨタグループだけみても来年からギガキャスト試作が本格化するのは明らかだし、GMによる買収で試作環境に関しての正解も出た。ついに情報は出そろったので、いつギガキャスト関連として本格的な相場が始まっても驚かない。

    本質的に、ギガキャストもJMCの成長戦略の一部に過ぎないと思うが、見直されるきっかけにはなるだろう。

  • 個人的に、自前でギガキャストの試作環境を持っているトヨタですら、JMCの技術を使う可能性は五分五分以上だと思っている。EVに関してはトヨタもテスラのトレンドを追っているからね。今回のGMによるテスラ協力会社買収で、試作環境での砂型採用のトレンドは公式化したといってもいい。テスラが砂型の試作を採用したと言うリーク記事のレベルに留まっていた状況とは違う。ポイントは砂型使用により、コストと納期が劇的に改善したと言うのも事実だった可能性が高いということ。試作環境のベストを模索している段階の日本メーカーも、ほぼ確実にキャッチアップしていくことになる。

    元々JMCしか物理的に試作環境を提供できていなかったところに、この道であってますよという道標まで用意された感じだろう。しかもテスラの協力会社をGMが強奪しているように、この技術はオープンでもないし提供できる会社は極めて少ないということも立証された。採用されるかどうかから、試作のデファクトスタンダードも狙える状況になっている。まあとにかく日本メーカーはこぞって試作を始めるしかないわけで、数字として結果が出る日も近い。

  • テスラのギガキャストの試作開発に協力していたアメリカの砂型鋳造会社が、GMに買収されたという最新ニュースが出てきたね。細かい工法がどういったものかはわからないが、砂型鋳造が試作の最先端であることが再び明らかになった形。JMCの現状は、上場企業で唯一ギガキャストの試作環境をオープンに提供している上に、世界の本流の砂型でもあるわけだ。普通に考えて、試作に限定すればトヨタの改良ダイキャストよりもコスト、試作期間で優れている可能性が高い。これで採用されないということがあるのだろうかと思う。

  • 仮にリョービのギガプレスが今あったとしても、試作に関してはJMCの技術が選ばれる可能性が高い。パイオニアのテスラ自身もギガプレスが試作向きでないことを課題に挙げ、砂型と3Dプリンターを使ったものへの移行を試みているからだ。コスト削減に加え試作期間を大幅に短縮できるというのが重要なポイント。既にテスラは開発期間短縮の方向に動いているので、一応自前でなんとかやっているトヨタですらJMCの技術を使う可能性がある。砂型はコスト的に安いので、自前とJMC両方で試作を繰り返すというのが一番ありそうな話。そうしなければテスラに追いつけない。

  • これから完成車メーカーやTier1からギガキャストの取り組みに関する発表が相次ぐだろうけど、その時にはJMCの試作環境が採用されたという可能性も高いだろうね。とにかくほとんどの大手がギガキャストの実用化を検討しているし、その試作環境を提供できる企業も限られている。そして上場企業で来年、実際にギガキャストで売上を立てる可能性が一番高いのは試作工程のJMCだろう。ギガキャストの思惑は消えるどころか現実味を増していく状況が出来てくる。

  • 砂型鋳造でトヨタ生産方式を取り入れて、量産までこぎつけた第八期棟は革命的だと確信している。砂型鋳造は多品種少量生産に必ずなるわけで、そこで世界を獲ったトヨタ生産方式と相性が抜群に良いのは間違いない。相性が良いにもかかわらず、長い砂型の歴史の中で出来てこなかったのは、その条件を整える作業のハードルが恐ろしく高かったからだろう。工程の流れ化、平準化、自動化を行うために、高度なデジタル内製化、人材、すべてを揃えデータを蓄積しなければ不可能であることは想像に難くない。

    高度な内製化による土台を作り、今収穫期に来てるわけでこれから面白くなる。

  • 試作環境を提供できるベンダーが少ないとIRにも書かれているけど、ギガキャストの試作が砂型で始められるというのは、ほぼ確定的だと思う。ギガプレスは巨大すぎて運搬許可だけで一年かかるのではという物理的な障壁があるからだ。導入までの道のりが不透明でまだ時間がかかる。だからダイキャスト協会やトヨタの技術部の人も対応できるサプライヤーは少ないということを認めている。先行するテスラの動向、低コストや短納期などの観点から砂型が選ばれるだろう思っていたけど、より確定的。

    現状、IRで堂々と試作環境整いましたと言っているJMC一強状態に見える。他の砂型を強みとしているところも技術的な難しさ、ロットが増えた時の生産設備の規模がハードルとなっているからだ。これについての答え合わせは近々できるだろう。

    ちなみに一番進んでいるはずのレクサスのギガキャストも、まだまだ品質に関して実用的ではないと言う。期限を自ら作り背水状態なので、高速で試作を繰り返す必要がある。まあテスラとの5年以上の遅れを取り戻さなければならないわけだから、出して終わりではなく長期的なプロジェクトになる。

  • 3Qは量産品の移管を徐々に開始と書かれているように、第8期棟の試運転的な位置づけが強い。まだ本気で受注を取りに行くような状況でもないだろうに、それでも安定的な利益率で営業利益1億6000万を叩きだしたというのは地力の強化が目覚ましい。とりあえず、これを底として第8期棟のポテンシャル上限までの絵を描ければ、それだけで上場来高値は簡単に超えるんだけどね。プラスギガキャストもあるし。

  • 量産品の割合は増えているというのに利益率がほぼ変わらずというのが恐ろしいところ。協働ロボの量産品需要はこれからいくらでも取ってこれるので、新工場がフル稼働する来年は売上利益ともに期待できる。表面的な数字よりも中身が濃いので、本決算に向けて集める大口も増えるだろう。

  • 新工場は売り上げも利益も上げやすい基本的な構造がある。それはダイキャストで作製するには少なく、通常の砂型や機械加工で作製するには多すぎる数量、その近辺にあるコスト、納期の非効率を改善し独占できるからだ。鋳造の基本的な構造を理解すれば、そこに膨大なブルーオーシャンがあることがわかる。

    小ロット量産を効率的に行うことで多くの需要を独占できる環境ができあがり、その領域で得意分野である高難易度のものを選べば付加価値は更に高まる。これから協働ロボやEVが盛り上がり、より技術的付加価値の高い製品が増加することも追い風となる。新工場がフル稼働し、その仕組みをさらに広げていく来年以降が、第二の創業と言ってもいいぐらい大きな成長をもたらすだろう。

  • 9月に稼働した量産特化の新工場は、JMCにとって一つの完成形だろう。トヨタ生産方式の思想を取り入れるにあたって、土台部分の地道な内製化が行われていなければ最大の効果が得られていないからだ。他社がこの生産方式を会得するならば少なく見積もっても5年以上本気で取り組まなければならない。仮に5年後追いついたとしても、その頃にはJMCはさらに進んでいるだろうけど。

    外部環境の追い風も強いが、数年前とはJMC自体の中身が別物。間違いなく来年が飛躍の年だろう。

  • ファナックとの取引が急増し本格量産まで辿りついたということで、既に新時代の業界で有利なポジションを得ているはず。ファナックでは商品の設定寿命を20~30年に設定して、あらゆる環境の加速限界試験で徹底的に商品を試すらしいからね。そのファナックに認められたことで、量産含めJMCの品質保証は本物であると業界で広まっているだろう。

    さらにこれらのことから読み取れるのは、軽量、大型、精密という新潮流の鋳造で、その品質、コストを担保できる会社があまりにも少ないということ。ファナックとの取引動向により、需要が増大しているのに競合が少ない、と書いているJMCのIRの真実性が上がる。

    実績で証明されたトップレベルの技術力、ブランド力、ライバル不在、需要増大、生産能力向上と、数字を出す土台は整ったと言える。現在、新工場の稼働率がどういう状況なのかはわからないが、いずれフル稼働状態になるのは自然な流れ。似た設計思想を持つギガキャストのサプライヤーとしても上位にいることは確かだろう。

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