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投稿コメント一覧 (27コメント)

  • まずは1Qとりあえず好調な出だしを見せると思います。今回は貸借も改善してますし株価への反応は期待出来ますね。ただ、今のインフレと消費低迷ではUPMストライキ終了のあたりが業績のピークかもしれないと懸念するようになりました。
    ちなみに海外子会社の業績は3ヶ月遅れで取り込みますが、1QでのAntalisの業績は1-3月のユーロ円期中平均レートで130円程度で円換算されることになります。これは昨年度の1年通したユーロ円の平均とあまり変わりません。KPP本体が為替差益を計上するかも知れませんが、円安だから良いはずだという分析は今回はしない方が良いと思います。
    本日は日本紙パルプ商事に注目ですね。

  • それで海外の利益は1Q:10億、2Q:17億、3Q:14億、4Q:30億と直近の業績が拡大しています
    海外子会社の決算日は12月末であり、仮決算をせず3ヶ月遅れの決算を取り込んでいるはずです
    4Qの10-12月は単純にコロナ禍からの経済活動再開に伴う紙消費増、着実なインフレが進んで好調なのだと推測しています
    では1Qの1-3月はどうかというと、1月1日からフィンランドの製紙会社UPMで大規模ストライキで112日間の操業停止で供給が大幅に制限されました。ウクライナ情勢でエネルギーコスト増大、ロシア産パルプの輸入停止など更に価格高騰や操業停止で供給不足になりました
    会社はこうした「製品供給不足及びエネルギーコスト問題などで市況は上昇基調」を好影響だと今後の見通しに記載しています。会社は次の1Q決算で取り込む海外子会社の1-3月の数字を既に見て自信を持っていることでしょう

  • この会社の見通しの良さを認識するには欧州・オセアニアでの紙商がいかに儲かるかを分析する必要があります。私は米国のVeritivの決算も参考にしています
    正直言ってこの会社は国内の利益は見た目ほど稼いでいないと考えています。セグメント利益だと国内50億、海外71億、不動産1億、調整額-29億で会社の営業利益93億と国内もそれなりに稼いでいるようにも見えます
    しかし、この調整額は本社管理部門のコストですが海外の大型買収後に膨れる訳でもなく、AntalisやSpicersの原価とは無関係と考えています。KPP単体決算も営業利益は19億に過ぎません。つまり国内利益からは調整額を引いて海外利益はそのままが実力利益に近いのかなと

  • 非常にいい通期予想でしたね
    紙という業界が成長する訳がない、原燃料費が高騰すると製紙は儲かる訳が無いと思われますが、メーカーがいくら採算が悪くなっても値上げすれば卸売は儲かるものです

    日本紙パルプ商事を先に見てこちらも4Qに海外卸売が驚異的に伸びているものの、製造加工もやっている分そちらが原燃料費増加でセグメント利益が落ち込んでいるので差が出ます
    売上で日本紙パルプ商事を追い抜き、純利益も近付いてここまで時価総額に差があるのは是正されるべきだと思いますね

  • まあ会社が強気の予想を出すか弱気の予想を出すかは全く読めませんが…
    私は欧州で紙の需要が旺盛ながら価格高騰、不足気味な状況が業績を牽引すると予想しています。ユーロ円、豪ドル円も高水準を維持しているのも大きいです

    配当は前期も配当性向の目安30%を大きく下回り、減配することのないように安定的に少しづつ上げるのだと思います
    会社の試算では270円だと流通株式時価総額が100億を下回ると思いますのでプライム上場維持に向けてある程度の高配当株として下値を固められるでしょう
    今はその分自社株買いに回して先日の売り出し数に匹敵する株を買い集め、創立100周年に備えてもらいたいものです

  • 米国紙卸売Veritivの決算が四半期毎に右肩上がりに増益で2022年のガイダンスもかなり良くて急騰していますね
    この会社は数ある米国株の中でも2021年の上昇率がかなり高く、紙卸という地味な同業でも米国ではしっかり評価されています
    日本の紙卸とはあまり比較にならないと思いますが、欧州のAntalisは近い事業環境だと思います
    欧米はコストの価格転嫁が早く、コロナからの経済活動再開、プラスチック規制など紙の販売にかなり追い風があると思います

  • 日本紙パルプ商事の海外卸売が右肩上がりに利益が伸びている点に注目ですね
    KPPで言えばAntalisやSpicersも似たような事業環境と言えます
    Antalis通期寄与後の海外比率はKPPの方が圧倒的に上です
    日本紙パルプは増配しないだろうなと思いやはり人気化しませんがこちらはどうなるか

  • あとはSamson Paperへの売掛債権の回収も気になりますね
    中国の製紙会社による支援で再建が進んで1/26から1年半振りに香港で株式の取引が再開されています
    KPP香港子会社にSamsonの債権者株式を割当てられるという話があるようで、いずれ幾らかの現金化も出来るのかなと

  • 紙・板紙の国内出荷量は4-6月544万トン、7-9月541万トン、10-12月572万トンで3Qは悪くないですね
    ただ国内の紙卸は大して利益が伸びてないと思いますのでAntalisの商圏である欧州の状況が重要だと考えています
    海外子会社は決算月が違うので次で7-9月分の取り込みのはずです
    ユーロ圏のGDP成長率や物価指数、ワクチン接種率から紙の需要・価格上昇に期待出来ます
    欧州の製紙会社はエネルギーコストの急騰に苦しんで日本よりも積極的に値上げしているようです
    コロナ禍に買収して真の実力が見えていなかったAntalisが徐々に強い数字を出していく事を期待しています

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