ここから本文です

投稿コメント一覧 (137コメント)

  • 花王とNANO MRNAは、花王が開発した免疫制御技術「SNAREVAX」を用いて、アレルギー疾患などの領域で革新的なmRNA医薬品の創薬に向けた包括的な共同研究を進めています 。 また、AGCは2024年1~6月にも「メッセンジャーRNA(mRNA)医薬品」の原料の生産を千葉工場(千葉県市原市)で始める予定です 。
    mRNA医薬品の有用性は感染症に限ったものではなく、がん治療のためのmRNAワクチンの研究も進められています 。
    がんを対象としたmRNAワクチンには大きく2種類あります。
    1つ目は、特定のがんに共通する抗原を発現させるもので、不特定多数のがん患者への利用が期待されます。
    2つ目は、個別のがん患者に合わせたがん抗原を発現させるものです。
    後者の個別化がんワクチンでは、ある患者の腫瘍の遺伝子配列を決定し、腫瘍内に存在するが体細胞組織には存在しないネオアンチゲンを同定します。このようにして作られたネオアンチゲンを発現するmRNAは、患者のがん抗原情報を元にしているため、高い効果が期待されます。これらの研究は、がん治療の新たな可能性を示しています。
    kao.com
    labchem-wako.fujifilm.com

  • アクセリード、武田、帝人ファーマ、ナノMRSAの4社はmRNA医薬品開発に関して共通の目標を共有していますが、それぞれの会社が独自の技術や資源を投入し、業界全体のmRNAプラットフォームの進化と成熟を推進しています。一方で花王は、NANO MRNAと協力して自社の技術「SNAREVAX(TM)」の有効性検証を行い、消費財企業から医薬品業界へのイノベーション参入を図っています。この動きは、新しい市場への進出を目指す企業戦略の一環です。
    また、NanoCarrierとAxceleadによるPrimRNA, Inc.の設立は、ワクチン以外のmRNA治療薬開発、特に関節軟骨治療などの新たな応用分野への取り組みを強化しており、パラダイムシフトを構築している先駆者と位置付けられています。
    これらの動きは、mRNA技術を活用した医薬品開発の新たな流れの一部であり、各社がその専門知識と研究開発能力を医薬品分野へと拡大し、協業を通じて独自の競争力を築き、新しい治療法の開発を加速させています。来年の関節軟骨への治験開始や、明治製菓ファルマの「レプリコンワクチン」の製造なども、この進展の一環として期待される動きです。

  • 【プレスリリース】発表日:2023年11月14日
    花王株式会社とNANO MRNA株式会社は、花王の独自開発した免疫制御技術「SNAREVAX(TM)」を用いたメッセンジャーRNA(mRNA)医薬品の創薬に向けた包括共同研究契約を締結しました。SNAREVAXは、特定の抗原に対する免疫応答を促進する技術で、花王が長年の研究を基に生み出したものです。NANO MRNAは、mRNA医薬品開発のパイオニアとして、新薬候補の創出に特化しています。2022年から、双方はSNAREVAXの有効性検証を共同で実施し、その優れた免疫制御機能を確認してきました。
    この研究では、アレルギー疾患を含む領域での革新的なmRNA医薬品の開発を推進することを目的としています。アレルギー疾患は世界的な問題であり、罹患すると生活の質の低下や重篤な症状を引き起こす可能性があります。世界アレルギー機構(WAO)によると、食物アレルギーに罹患している人々は多く、特に先進工業国ではアレルギー疾患の有病率が上昇し続けています。今後、花王とNANO MRNAは、現在の治療法では十分な効果が得られない疾患を持つ人々への貢献を目指し、研究開発を進めていく計画です。

  • 花王株式会社と国立成育医療研究センターの研究グループは、生後1カ月の乳児の皮脂RNAを分析し、アトピー性皮膚炎(AD)の早期発症型の予兆を発見しました。この研究では、ADになる乳児の皮脂RNAは健康な乳児と大きく異なり、皮膚バリアに関わる分子の発現が低いことが判明しました。また、ニキビの症状がある1カ月齢の乳児が1カ月後にADと診断されるケースでは、AD発症前からADに類似した皮脂RNAの特徴が存在していたことも明らかになりました。これらの発見は、非侵襲的な皮脂RNAモニタリング技術を使って、乳幼児のADを早期に発見し治療に結びつける可能性を示しています。この研究成果は「Journal of the European Academy of Dermatology and Venereology」にて2023年3月10日にオンライン公開されました。

  • 日本のナノキャリアは、新たにmRNA医薬品に取り組むことを発表しました。現在、米国のモデルナ社やドイツのバイオンテック社が世界的に有名なmRNA企業ですが、日本にはこれに匹敵する企業が存在していません。そのため、ナノキャリアは今年からmRNA専業になることを宣言し、最先端の企業に転換することを目指しています。

    ただ、mRNA薬の製造にはGMP認定を受けた製造企業が必要となりますが、現在、日本にはこのような企業が存在していません。この問題を解決するため、ナノキャリアはアクセリードとの提携をはじめ、アルカリスとも協力してmRNA医薬品の製造工場を福島県相馬市に建設することを計画しています。この工場では、mRNAを医薬品とするための臨床試験に使える製品を作ることができます。

    また、ナノキャリアはDDS(Drug Delivery System)技術を用いて、mRNA薬の配列の作成から2〜3ヶ月で創薬を行うことができます。これにより、日本においても、モデルナやバイオンテックのように、高品質なmRNA医薬品を開発することができるようになると期待されています。ナノキャリアは、DDS技術を駆使し、日本におけるmRNA医薬品の開発に貢献することを目指しています。

  • アクセリードはナノと資本業務提携しています。これによって、
    モデルナ・バイオンテックみたいに薬をつくるためのGMP製造企業がない。課題がない、発進しようにもできない。 ここでアクセリード(ADPP:創薬プロバイダー企業)が最近非常に発展していますよね。このアクセリードとも提携していますし、大きいとこで言うとアルカリスがm-RNAを医薬品とするための臨床試験に使える製品を作る工場をこの夏に福島県相馬市に自信復興もかねて作られた。 我々はこのアルカリスを使って品質のいいこんな薬を作って下さいと言われば作る。何々の配列のものを作ってね、いわれば作る。これこれはどうなっているの?等々のエントリーされれば、2~3ヶ月ぐらいで創薬を作る。 DDSを使って日本になかったから、モデルナ・バイオンテックを目標に追いつけ追い越せを目ざしてやってみようとがんばります。

  • アクセリードを中心として、武田、帝人ファーマ、ナノキャリアの4社によるmRNA医薬のパラダイムシフトが構築されつつあると聞き及んでいるが明治製菓ファルマが開発した新型のmRNAワクチンとはどう言う位置づけにあるか?について考える。
    NanoCarrierとAxceleadによるPrimRNA, Inc. の設立は、ワクチン以外のmRNA治療薬の開発において、関節軟骨の治療などを目指す重要な協力関係を示しています。この取り組みはmRNA医薬の新たな応用を構築するパラダイムシフトとなっており、この分野の先駆者となっています​​​​。
    一方で、明治製菓ファルマの新型mRNAワクチンは、新型コロナウイルスを対象としたワクチン領域における独立した開発です。AccelReed、武田、帝人ファーマ、ナノキャリアなどの企業が幅広いmRNA治療薬の開発に注力する中、明治製菓ファルマのレプリコンワクチンはワクチン分野における先進的な取り組みであり、医学の様々な領域におけるmRNA技術の多様な可能性を示しています。

  • 「レプリコンワクチン」は明治製菓ファルマが開発した新型のmRNAワクチンで、従来株の新型コロナウイルスに対するものです。このワクチンは日本で承認されたばかりで、世界で初めての承認されたとされています。体内で新型コロナウイルスのmRNAが複製される新技術を使用しており、少ない量で長期間の効果が期待されます。同社は変異ウイルスに対応するワクチンの開発を進め、来年の秋か冬に接種を目指しています。製造は福島県南相馬市の工場で行う予定です

  • ごめんなさい
    訂正:第一三共のオミクロン株派生型XBB・1.5対応の新型コロナワクチン薬事承認を了承
    無料接種にこのワクチンを追加方針、日本企業開発のワクチンとして初流通へ
    また、meiji Seika ファルマの新型のメッセンジャーRNAワクチンも承認へ

  • Meiji Holdings Co., Ltd. has announced through its subsidiary, Meiji Seika Pharma Co., Ltd., that it submitted a New Drug Application in Japan to manufacture and market ARCT-154, a next-generation mRNA vaccine against COVID-19. ARCT-154 was developed by Arcturus Therapeutics Inc., and Meiji obtained exclusive rights to distribute it in Japan from CSL Seqirus. This vaccine uses a technology that is designed to provide a strong immune response and extended protection at lower mRNA doses than current vaccines. Meiji Seika Pharma is also conducting a Phase III study in Japan to evaluate ARCT-154 as a booster. They are working on establishing an integrated mRNA vaccine manufacturing capability in Japan in collaboration with ARCALIS, Inc., and aim to supply the vaccine as soon as possible after approva

  • 第一三共が開発した新型コロナウイルスワクチンが近日中にも厚生労働省の薬事・食品衛生審議会で了承され、加藤勝信厚労相によって正式に承認される見通しであると記載されています。このワクチンは国内企業が開発した初の国産コロナワクチンになるとのことです。また、塩野義製薬が開発したワクチンについては、継続審議となっているとあります。ただし、これらのワクチンは現在流行しているオミクロン型の変異株「XBB」には対応していない可能性があると指摘されています。日本政府は「XBB」に対応したワクチンの供給契約をファイザー社とモデルナ社と結んでおり、変異株「BA.5」に対応した2価ワクチンを使用しているようです。9月からは5歳以上の全ての人を対象に「XBB」にのみ対応するワクチンを使用する方針だと報じられています。

  • 明治ホールディングス株式会社は、子会社の明治製菓ファルマ株式会社が、日本でARCT-154(新世代のmRNAワクチン)の製造および販売のための新薬申請を行ったと発表しました。このワクチンはArcturus Therapeutics社によって開発され、明治製菓ファルマはCSL Seqirus社から日本における独占的配布権を取得しました。ARCT-154は、現在のワクチンに比べてmRNAの低用量でも強力な免疫反応と長期の保護効果を持つとされています。また、明治製菓ファルマは、日本でのブースターとしてのARCT-154の安全性と免疫原性を評価するための第III相試験も実施しており、承認後はできるだけ早く供給することを目指しています

  • Meiji Holdings Co., Ltd. has announced through its subsidiary, Meiji Seika Pharma Co., Ltd., that it submitted a New Drug Application in Japan to manufacture and market ARCT-154, a next-generation mRNA vaccine against COVID-19. ARCT-154 was developed by Arcturus Therapeutics Inc., and Meiji obtained exclusive rights to distribute it in Japan from CSL Seqirus. This vaccine uses a technology that is designed to provide a strong immune response and extended protection at lower mRNA doses than current vaccines. Meiji Seika Pharma is also conducting a Phase III study in Japan to evaluate ARCT-154 as a booster. They are working on establishing an integrated mRNA vaccine manufacturing capability in Japan in collaboration with ARCALIS, Inc., and aim to supply the vaccine as soon as possible after approva

  • 明治ホールディングス株式会社は、子会社の明治製菓ファルマ株式会社が、日本でARCT-154(新世代のmRNAワクチン)の製造および販売のための新薬申請を行ったと発表しました。このワクチンはArcturus Therapeutics社によって開発され、明治製菓ファルマはCSL Seqirus社から日本における独占的配布権を取得しました。ARCT-154は、現在のワクチンに比べてmRNAの低用量でも強力な免疫反応と長期の保護効果を持つとされています。また、明治製菓ファルマは、日本でのブースターとしてのARCT-154の安全性と免疫原性を評価するための第III相試験も実施しており、承認後はできるだけ早く供給することを目指しています

  • 第一三共が開発した新型コロナウイルスワクチンが近日中にも厚生労働省の薬事・食品衛生審議会で了承され、加藤勝信厚労相によって正式に承認される見通しであると記載されています。このワクチンは国内企業が開発した初の国産コロナワクチンになるとのことです。また、塩野義製薬が開発したワクチンについては、継続審議となっているとあります。ただし、これらのワクチンは現在流行しているオミクロン型の変異株「XBB」には対応していない可能性があると指摘されています。日本政府は「XBB」に対応したワクチンの供給契約をファイザー社とモデルナ社と結んでおり、変異株「BA.5」に対応した2価ワクチンを使用しているようです。9月からは5歳以上の全ての人を対象に「XBB」にのみ対応するワクチンを使用する方針だと報じられています。

  • 今回のプレスリリースに記載されている「SNAREVAX(TM)」技術は、抗原に対して特定のタンパク質を融合した核酸配列設計を採用し、その抗原に対する免疫応答を促進するとされています。これは、mRNA医薬品の創薬において非常に重要な技術となります。
    一般的に、mRNA医薬品とは、特定のメッセンジャーRNA(mRNA)を体内に導入し、目的のタンパク質を体内で生成させることによって疾患を治療したり、予防したりする新しいタイプの治療法です。mRNAは、遺伝情報を伝達する役割を持つ核酸の一種で、タンパク質の合成指示を細胞のリボソームに伝えます。
    「SNAREVAX(TM)」技術においては、特定の抗原(たとえば病原体の一部や、疾患関連タンパク質など)に対して、特定のタンパク質を融合させる核酸配列の設計を行います。この核酸配列をmRNAとして体内に導入することで、体内でその融合タンパク質が生成され、その結果、体の免疫システムがその抗原に対してより強力な免疫応答を発揮するようになることが期待されます。
    このような技術は、特にアレルギー疾患や他の免疫関連疾患の治療において大きな可能性を持っています。アレルギー疾患は、誤った免疫応答によって引き起こされるため、この技術によって特定の抗原に対する免疫応答を適切に制御することで、アレルギー症状を軽減または防止することが可能になるかもしれません。また、他のタイプの疾患に対しても、同様の原理で治療効果を発揮する可能性があります。

  • 国立成育医療研究センターは、1965年に設立された日本初の小児専門病院「国立小児病院」を起源としています。1985年に小児医療研究センターとして研究部門を併設し、2002年に国立大蔵病院と統合し、母性を加えた「国立成育医療研究センター」となりました。このセンターは日本で5番目の国立高度専門医療センターとして発展し、2004年には太子堂から大蔵の地に研究所を移転して、実質的な臨床研究を推進する組織となりました。2013年にはバイオバンク棟が増築され、150名以上のスタッフが、基礎生物学者、医師研究者、社会医学研究者、データサイエンティストなど様々な専門分野からの研究活動を展開しています

  • 今回このプレスリリースに記載されている「SNAREVAX(TM)」技術は、抗原に対して特定のタンパク質を融合した核酸配列設計を採用し、その抗原に対する免疫応答を促進するとされています。これは、mRNA医薬品の創薬において非常に重要な技術となります。

    一般的に、mRNA医薬品とは、特定のメッセンジャーRNA(mRNA)を体内に導入し、目的のタンパク質を体内で生成させることによって疾患を治療したり、予防したりする新しいタイプの治療法です。mRNAは、遺伝情報を伝達する役割を持つ核酸の一種で、タンパク質の合成指示を細胞のリボソームに伝えます。

    「SNAREVAX(TM)」技術においては、特定の抗原(たとえば病原体の一部や、疾患関連タンパク質など)に対して、特定のタンパク質を融合させる核酸配列の設計を行います。この核酸配列をmRNAとして体内に導入することで、体内でその融合タンパク質が生成され、その結果、体の免疫システムがその抗原に対してより強力な免疫応答を発揮するようになることが期待されます。

    このような技術は、特にアレルギー疾患や他の免疫関連疾患の治療において大きな可能性を持っています。アレルギー疾患は、誤った免疫応答によって引き起こされるため、この技術によって特定の抗原に対する免疫応答を適切に制御することで、アレルギー症状を軽減または防止することが可能になるかもしれません。また、他のタイプの疾患に対しても、同様の原理で治療効果を発揮する可能性があります。

  • mRNA単体はこれから、たくさん出てくるだろうが、現在mRNA、iPSの幹細胞などを副作用もなく運べるのはナノマシンだけ!?

  • 本研究の将来性について:
    この研究では、くし型mRNAという新しいシステムが、がんワクチン試験や既存の新型コロナウイルスワクチンなど、様々なmRNAワクチンの効果を高めることを実証しました。これは汎用性の高いシステムであり、既存のmRNAワクチン技術と組み合わせることで、効果を増強することが期待されます。次世代のがん免疫治療として注目されているがんmRNAワクチンの開発においても、くし型mRNAは効果を高めるための重要な基盤技術となります。

    すごいですね

本文はここまでです このページの先頭へ