-
No.3577
10月9日(金) 後場下げ幅…
2020/10/09 20:24
10月9日(金)
後場下げ幅を縮め週間では大幅高、来週も強い基調が続くか
東証1部の騰落銘柄数は値上がり690/値下がり1405。決算が好感された良品計画とセブン&アイの小売大手2社が急伸。今期大幅増益計画のSHIFTが出来高急増を伴って値を飛ばした。海運株の動きが良く、日本郵船が年初来高値を更新。マザーズではHENNGEやGMOフィナンシャルゲートがストップ高まで買われるなど、勢いのある銘柄に資金が集中した。一方、ソフトバンクGやKDDIが軟調。前日に急伸したレーザーテックやSCREENが売りに押された。不動産株が弱く住友不動産や東京建物が3%超の下落となった。下方修正を発表した日本触媒や、上期決算が失望となったクリーク&リバー社が急落。直近上場のまぐまぐやタスキ、ヘッドウォータースが大幅安となった。
日経平均は小幅反落。全体的に方向感に乏しく、物色にもあまり色がなかった。昨晩の米国株が上昇しているだけにプラスで終えて欲しかったところではあるが、終値(23619円)では23600円を上回っており、強い基調は続いている。来週は小売の決算が多いが、主力のセブン&アイや良品計画の決算反応が良かったことで、業界全体にもポジティブな見方が広がる可能性がある。15日のファーストリテイリングの本決算にも大きな注目が集まる。また、きょうも上昇で終えたマザーズ指数(終値:1334.84p)は、2018年1月の高値1367.86pが視野に入ってきた。一気に上回ってくれば、マザーズ市場がさらに活気づく公算が高い。
【来週の見通し】 堅調か。日本は6-8月期の決算発表が本格化し、米国でも金融株を中心に7-9月期の決算発表が出始める。足元では米国株に持ち直しの動きが見られ、国内でもハイテク株に強い動きが見られた。ドル円も円安気味に推移する中、リスク選好ムードの強い地合いが続くだろう。米国では15日に2回目の大統領候補者による討論会が予定されている。オンラインであればトランプ氏は参加しないと表明しており、米選挙動向に振り回される状況は続く。ただ、海外の不透明要素が強まれば、足元のモメンタムが強い新興市場が資金の受け皿になる可能性が高い。悪材料には一定の耐性を示し、好材料には素直に反応することで、上昇基調が強まると予想する。
【今週を振り返る】 大幅高となった。日経平均は週初から買い戻しが入って水準を大きく切り上げると、その後もトランプ米大統領の早期退院などを材料に上昇が続いた。米国株の急伸や円安進行も追い風となった。米国の副大統領候補者による討論会を波乱なく通過した後には一時23700円台まで上昇。節目の23500円を大きく上回り、先高期待が高まった。高値更新基調が続くマザーズ指数は1300pを突破した。日経平均は週間では約589円の上昇となり、週足では4週ぶりに陽線を形成した。
上抜けより下抜けリスク高いので…
2020/10/14 20:56
上抜けより下抜けリスク高いので売り