ここから本文です

投稿コメント一覧 (781コメント)

  • >>No. 507

    今日は安全性について当たり前だと書いているleoさんですが、かつてleoさん自身が安全性についてSTS101に素人考えの難癖をつけていた事をきれいに忘れている様子なので驚きました。またleoさんがかつて示したラポポート博士のSTS101の速効性に関する発言は、ソースが無い虚偽の主張ではないかと以前に書きましたが(https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1002395/2395/45/505)、このことについてleoさんからの回答は未だに無く、存在しないソースを示すのはさすがのleoさんも出来ないのであろうと理解しています。

    昨年の経緯を振り返ると、今回leoさんが引用した私の書き込み(2023/6/8)は当時出ていたラポポート博士による第3相ASCEND試験の報告書を踏まえたものですが、このASCEND試験が主として長期の安全性を見る臨床試験である以上、ラポポート博士がテーマに沿ったことを述べているのは当然のことでしょう。その私の書き込みのちょうど次の週に、ラポポート博士が米国頭痛学会の年次総会でSTS101の効果を見る第3相SUMMIT試験について抄録「Sustained Efficacy of STS101 DHE Nasal Powder for the Acute Treatment of Migraine: Results from the Phase­3 Double-Blind, Randomized, Placebo-Controlled SUMMIT Study」を発表(2023/6/15)、さらにその翌週に医療メディアHealioのインタビュー記事が掲載され(2023/6/23)、その中でラポポート博士は「STS101 DHE点鼻粉末は、2時間以降の痛みや最も厄介な症状からの解放という持続的な効果を提供する上で大幅に効果的であり、また、救急薬の使用量を減らして痛みを軽減します」と述べているわけです。

    STS101について、大幅に効果的であるというラポポート博士(頭痛とその治療法の専門家)と、効果がないと言い張るleoさん(株の空売りのためにはなりふり構わない人物)の言葉のどちらが正しいか、私はもちろん前者の見解を尊重します。

  • 全くの私事ですが、今日のたぬきはさくらインターネットを逆指値で一部利益確定してまとまった余力を手に入れたので、せっかくのバーゲンセールを今回は見送ることなく新日本科学の持ち株数を増やすことが出来そうです。

  • 良いニュースを聞いた後でその会社の株を安く買える。そんな都合の良い話などこの世にあるわけがない・・・そう思っていた時期が私にもありました(⌒-⌒)。

    FDAから保留条件なしの即時承認を100点満点のケースとすれば、今回のFDAの回答で臨床試験データに懸念が示されず、製造管理の手直しについての指摘のみというのは80点くらいの良いレスポンスと受け止めています。何故ならSTS101の構成要素としては、製造法が広く知られているジヒドロエルゴタミンの生産に大きな技術的ハードルがあるとは考えにくく、手軽にワンプッシュが売りである経鼻デバイスも製造ラインの修正も大がかりと思えません。実際に新日本科学としても早期に解決可能な内容と捉えていることが、永田社長のコメント「FDA のフィードバックを迅速に解決し」に表れているのでしょう。

    なお経鼻偏頭痛薬STS101に関しては、その肯定的な評価について市場には未だ理解が浸透していない面があるため、ここでいちど整理してみましょう。

    【患者の視点】片頭痛患者である治験参加者の75%以上が「利用可能であればSTS101を使用する可能性が高い/非常に高い」と回答
    「Interim Analysis of Subject Impression Data for STS101 From the Phase 3 Open-Label ASCEND Study」より

    【医師の視点】偏頭痛専門医100名に対する調査では、専門医が受け持つ偏頭痛患者の30%程度に対して、STS101を処方したいと回答
    「新日本科学 2024年3月期上期決算説明資料 P.33」より

    【研究者の視点】第3相臨床試験の報告書をまとめたアラン・ラポポート医学博士の見解(カリフォルニア大学ロサンゼルス校の神経学教授、国際頭痛学会の元会長)。
    「STS101 DHE点鼻粉末は、2時間以降の痛みや最も厄介な症状からの解放という持続的な効果を提供する上で大幅に効果的であり、また、救急薬の使用量を減らして痛みを軽減します」
    医療メディアHealioのインタビュー記事「Dihydroergotamine nasal powder provides sustained pain relief in migraine patients」より

  • 11日の夕方に株式会社ティムスよりIRが発表され、昨年4月から停止していた主要パイプラインTMS-007(急性脳梗塞治療薬候補)が提携先を変更した上で再開されるとのこと(https://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20240111/eiiav4/140120240111513440.pdf)。TMS-007は血栓溶解と抗炎症の両面で高い効果を持ち、かつ従来の投薬可能時間を大きく拡大する期待の新薬であり、その開発の再開は喜ばしいニュースです。

    ティムスは新日本科学の出資先の一つでもあり、完全子会社のSatsuma社やWave Life Sciences社の9.5%に比べれば少ないものの、ティムスの株式の約3.5%を保有(https://www.tms-japan.co.jp/ja/ir/news/auto_20240111513440/pdfFile.pdf)。今回の発表資料でティムスの上位10位の大株主を見ると、他はみなベンチャーキャピタルである中で「株式会社新日本科学」はなんだか目立ちますね。子会社Gemsekiを通じたベンチャー出資もそうですが、有為な薬を世に送り出す助っ人なポジションは新日本科学の魅力のひとつであると感じます。

  • 近ごろ話題の記事「世界初、垂直ブリッジマン法による6インチβ型酸化ガリウム単結晶の作製に成功」、見出しが一瞬フリンジマンに見えました・・・青木U平のマンガの(⌒-⌒)\( ̄o ̄;)ナンジャソリャ-

    ネットで検索してみるとブリッジマン法の名前の由来は発明者のハーバード大学教授パーシー・ブリッジマン博士。1946年にノーベル物理学賞を受賞、いま映画でやっているオッペンハイマーは彼の教え子、ラッセル=アインシュタイン宣言に署名した11名のひとりで平和主義者として知られるという前世紀の大物科学者。誰だフリンジマンとか言ったのは・・・

    さて基盤の大口径化=低コスト化で大きな前進となる今回のニュース、酸化ガリウム (Ga2O3)は炭化ケイ素 (SiC) や窒化ガリウム (GaN)に比べてワイドバンドギャップの性能が高いにもかかわらず低コストで供給できると期待されていますが、じっさい6インチ基盤ではいかほどの製造コストとなるか。検索すると既にその種の試算が出ているようで、EFG法(VB法と同様のるつぼを使った単結晶成長法)によるβ型酸化ガリウム(β-Ga2O3)の6インチウェハは月産5000枚の生産量を想定すると1枚あたり320ドルとのこと(*)。1ドル145円で計算すると約4.6万円ほどであり、たしかにコスト的に高い競争力を持ちそうです(日経クロステックの昨年2月の記事ではGaNの2インチウェハの価格が10~20万円)。今回のニュースでこの6インチウェハ生産への道筋がひとつ視野に入ってきたわけで、半導体メーカーの担当者各位におかれては、今後の次世代パワー半導体設備投資計画で算盤のはじき直しが必要となるのでは。今年2024年は酸化ガリウム半導体の実現に向けたいろいろなニュースが出てきそうで、私も忘却投資法どころではなくなりそう。

    (*)米国国立再生可能エネルギー研究所(NREL)「Projected Cost of Gallium Oxide Wafers from Edge-Defined Film-Fed Crystal Growth(エッジ定義フィルム供給結晶成長による酸化ガリウムウェーハの予測コスト)」

  • 石川県を中心に大きな被害を出してる今回の震災。震源に近い珠洲市は建物が9割方全壊またはほぼ全壊と市長が訴え、まだ対応できていない救助要請が多数に上るようですが、その珠洲市に栄研化学が後援している「空飛ぶ捜索医療団ARROWS」が到着し、救助・医療支援活動を開始したとのこと。
    https://arrows.red/news/emergency/n202401024/
    余震が続き危険な現場が多いと思いますが、団員の皆さんと救助犬ロジャー君の無事な活躍をお祈りします。

  • 国立循環器病研究センターが大動脈瘤を高精度に検出できる画期的なバイオマーカーを2020年4月に発表し、血液中タンパク質NPC2およびIGFBP7を計測することで大動脈瘤の存在を9割の精度で検出できるという優れものでしたが、この時点で使っていた市販キットはこれらのマーカーの検出精度が高くないため企業と協力して高精度の測定法を開発するとしていました(*1)。そして桃栗3年、国立循環器病研究センターと栄研化学が共同でこのバイオマーカーの高精度な測定法を開発し、特許7334910号「新規大動脈瘤マーカー」(*2)として成立したのが今年2023年の8月。健康診断の血液検査項目に組み入れればきわめて有用と思われる発明ですが、その後12月になってもうひとつ、国循と栄研の共同研究から関連する特許が生まれました。

    この特許7399431号「動脈硬化及び動脈硬化関連疾患マーカー」(*3)は、NPC2およびIGFBP7を大動脈瘤に限定せず、幅広い疾患の原因となる動脈硬化そのものの進行度合いを測るマーカーとして使用する内容。この発明の説明にある「動脈硬化の予防、動脈硬化関連疾患の発症診断、進行度評価、治療薬の開発などに新たな局面をもたらす」ことが実現すればすばらしい話。来る年も水面下で進む栄研化学の様々な検査技術の進化に(そしてそれが水面を割って現れて飛び立つことに)期待します。

    (*1)https://www.ncvc.go.jp/pr/release/20200417_press/
    (*2)https://ipforce.jp/patent-jp-P_B1-7334910
    (*3)https://ipforce.jp/patent-jp-P_B1-7399431

  • 来年2024年以降に新日本科学の前臨床CRO事業がどのように海外展開を進めていくか考える上で、その舞台としてまず思い浮かぶのは先端的な医学研究機関が集積しメガファーマが巨額を投じて医薬開発を繰り広げる米国と欧州ですが、それに加えて注目しておきたいのが日本のすぐ近くで急成長を続けている台湾の医薬開発です。

    医薬品開発のベンチャー育成を政府が本気でバックアップしていることもあって台湾の新興創薬企業の成長は目覚ましく、ユニークな「部位選択的モノペグ化技術」で注目されるファーマ・エッセンシア(薬華医薬)は時価総額5,477億円、アトピー性皮膚炎の治療と予防の両方に効果がある抗体医薬を開発したワンネス・バイオテック(合一生技)は今や時価総額3,650億円(*1)。
    これをたとえば日本国内の創薬ベンチャーと比較すると、バイオセクターに興味がある投資家ならお馴染みのペプチドリームが時価総額1,933億円でジーエヌアイが1,407億円ほどであり(*2)、台湾の創薬ベンチャーの成長力には驚くべきものがあります。

    このように勢いがある台湾の医薬品開発市場ですが、今般の実験用霊長類(NHP)の世界的な不足は台湾企業の医薬開発にも影響を及ぼすと考えられます。台湾の創薬企業が霊長類を使う前臨床CROの外注するにあたって、企業や研究者がNHPを手に入れるのに長い順番待ちになっているアメリカや、政治的にリスクがある中国は選択肢として困難さが増していますが、この台湾の地に独自で多くのNHPリソースを持ち適正価格で提供することが出来る日本企業がやって来れば、まさに需要と供給の一致を見ることになるでしょう。

    先日の中国語のバイオテクノロジー専門誌「環球生技」に『日本最大の前臨床CROが台湾に上陸!』と題する記事が載り(*3)、新日本科学の事業の強みを報じたのはその始まりと思え、台湾での今後の事業展開を見守りたいと思います。

    (*1)https://www.koryu.or.jp/Portals/0/images/publications/magazine/2023/09/2309_03motomura.pdf
    (*2)株探サイトより本日付けの時価総額
    (*3)https://news.gbimonthly.com/tw/article/show.php?num=63336

  • 折に触れ思うことですが、長期投資がメインの個人投資家としては保有株のポートフォリオにこういう安定成長の会社があると心安らぐ存在で有難いことです。たとえばここ3年ほどのリケンテクノスの業績で1株あたり純利益(EPS)を例にとれば、51.2円(2021.3期)→62.5円(2022.3期)→71.1円(2023.3期)ときて次期予想は82.1円(2024.3期予想)という、コロナも原油高も乗り越えて業績が良くなってゆく安定感。そして今日は投資有価証券の売却で大きな利益が入ったとIRもあり、「2024年3月期通期の連結業績予想及び個別業績予想につきましては、他の要因も含め現在精査中」とのことですが、これが大きな業績上方修正となれば一株当たり純利益の100円越えも視野に入ってきた観があります。

    こういう会社の安定成長はそれ自体が投資家として評価に値することで、たとえば四季報レポートの理論株価も上り調子が続いています。私は年に何回かトレンドに変化がないか保有株それぞれの四季報レポートをチェックしていますが、リケンテクスについて四季報の理論株価を振り返ると、2021年前半は800円台だったのが2021年後半に1000円台に乗り、昨年2022年は1100円台を通過、今年10月ごろ見た時は1200円台と右肩上がりを続けて、現在は1400円を付けています(直近の12/20号で1406円)。ここ2年ほど現実の株価はこの理論株価を追っており、この並行して上昇していく二本の折れ線を今後も注視していきたいと思います。

  • いま国内で何の分野が伸びているかを考えると、スマートフォンアプリでポポンと注文するだけで調理された料理が戸口に届くオンライン・フードデリバリーは特に成長に勢いがある分野。年間2桁成長などという記事も見ますが、そうすると自然に需要が増えるのが配達される料理の包装材。すなわち業務用に強いとされるリケンラップの出番が増えると思われます。新しいもの好きの私はリケンテクノスといえば抗ウィルスフィルムとかばかり注目してしまいますが、やはり従来からの主力製品も無視できないと反省(⌒-⌒)。主力製品の収益が堅調に伸びてこそ、新製品の開発に回せる資金も増やせるというものですね。

  • >>No. 90

    カンボジアからの輸入が直近で増えてそれが新日本科学の業績上昇にリンクしているのであれば、今後も両者の伸びが続くであろうという私の想定と特に矛盾しませんね。寡占状態ゆえに頭打ちという見方は、1兆円規模に迫る前臨床市場の世界市場から目を逸らし、国内市場だけに話を限定しようとするleoさんに固有の誤謬であり、ここ3年ほど進歩が見られない認知の歪みと言えます。
    しかし今回のleoさんの書き込みは評価すべき点がまったく皆無というわけでもなく、猿の単価上昇と新日本科学の業績が伸びていることの関連性を認めた部分は、leoさんにしては進歩と言えます。

    今年は年初から米国や日本で猿の価格が大きく上がった年でしたが、中国ではやや価格の反落が見られました。しかし最近、陳章良氏(かつて北京大学の副学長を務めた著名な科学者)が出席したフォーラムで語った内容を見ると、新日本科学の顧客としてはさほど重要でない中国においてさえ、猿の価格はleoさんの予想どおりにはいかなさそう。陳章良氏の先週の発言を自動翻訳して抜粋するとこんな感じ・・・「今はやっと値段が下がってきたけど、猿はまだ16万から17万する。上海では猿は買えないし、世界中に猿が足りないんだよ」「サルの価格は約3万ドルになる可能性があります」(https://finance.sina.cn/hy/2023-12-18/detail-imzykuwc1540764.d.html)。

    あとleoさん固有の誤謬といえば、「leoメーター」というのには笑ってしまいました。leoさんの発言の「そう思わない」の数が株価にリンクするというのは月並みな認知バイアスで、軽度のバイアスやゲン担ぎは誰しも持っているものですが、公の掲示板で自慢する状態となるのはかなり珍しいと思います。もちろんleoさんがそのようなバイアスに判断を操られるのはあまり健全な精神状態とは言えません。

  • >>No. 69

    一般的に言って将来の予想というのは、ある要素がこれまでの結果に対してどれくらい影響してきたか、まず過去の推移を十分に説明できるように時系列のデータの組み合わせて予測モデルを構築し、それを将来方向に適用してゆくのが基本で、そのデータの収取選択が適切であるほど将来予想の確度が高くなります。ところがleoさんが持ち出した「霊長類輸入数推移」をみればそのピーク時より輸入頭数が少ない現在において逆に新日本科学は過去最高の売上を更新中であり(下図)、話がちぐはぐで現実の新日本科学の業績推移を説明する役に立ちません。このようにleoさんが過去の状況さえ説明できない数字を持ち出して将来を占おうとするのは、データ分析の観点から言えば低い評価とならざるを得ないでしょう。

    虚偽が多いという従来の経緯からleoさんが挙げる数字の信用度が低いのはひとまずおくとしても、単に「日本の霊長類の輸入」だけで新日本科学の前臨床CROの傾向を掴もうというのは無理がある話。まず新日本科学は国内にも霊長類の繁殖施設を持ち、そのキャパシティを拡大中であるわけで、海外からの輸入だけがその供給の全てではありません。さらに世界的な需要増加によって実験用霊長類の単価が大きく上昇していること、前臨床CROの対象も高分子医薬や再生医療の研究が盛んとなり、従来より複雑で負荷価値が高い内容にシフトしてきていることなど、業績予想で考慮すべき要素は多く、これらを見ようとしなかったことが、ここ3年ほどleoさんが新日本科学の業績予想を外し続けてきた原因であると言えるでしょう。

    株主通信(2023.4.1~2023.9.30)より新日本科学の売上推移

  • leoさんの書き込みを見るたびに何か根本的なところで考え違いをしているなあと思うのですが、長期投資を行う投資家が見ているのはこれからの事業の成長。過去の実績はすでに株価に織り込み済みである以上、その事業は過去に赤字であっても黒字であっても良く、現在の投資判断に影響するのは将来においてその事業の伸びしろがどれだけあるか、今後の需要増を捉える実力があるかという点です。

    この意味で新日本科学が育てている事業はそれぞれ注目すべきものがありますが、医療ツーリズムについていえば市場全体がCAGR20%台という高成長な分野であること、コロナ明けの今年5月に政府も医療のインバウンド拡大を目指す新計画を出し、その中で「粒子線治療によるがん治療等の国際競争力の高い分野において、外国人がん患者の受入れを推進する」と謳っていることがまず背景としてあります(新時代のインバウンド拡大アクションプランhttps://www.kantei.go.jp/jp/singi/kankorikkoku/kettei/siryou16.pdf

    そして国内に19ヵ所ある陽子線治療施設の中でも、メディポリス国際陽子線治療センターは治療実績の多さや乳がん陽子治療の国内承認を目指して治験を進める先進性で知られ、陽子線治療施設連絡協議会の事務局もここに置かれています。加えて新日本科学との協業によるユニークな「リゾート滞在型がん治療」がメディアに繰り返し取り上げられているのは周知のとおりで、leoさんのように反発するだけの人も居ますが、情報として面白くその存在に魅力があるからメディアが取り上げるのだと受け止めています。まとめると、将来がんにかかるかもしれない個人として陽子線治療の発展は頼もしく、インバウンド拡大に寄与すれば日本経済の国際収支を好転させる材料として好ましく、個人の投資家としては投資テーマ「医療ツーリズム」が面白いと言えるでしょう。

  • ところでleoさんの「元々重粒子やって陽子やってと、信念なくふらふら」という発言は結局具体的な根拠が示されていませんが、間違いを認めるか何かソースを示すかもう一日様子を見てみましょう。根拠が示されない場合は、leoさんによる虚偽・誤謬の長いリストがさらに長くなることが確定します。

  • >>No. 37

    leoさんの使う用語がピンぼけなのはいつものことですが、個人病院とは法人格を持たない開業医を指す語であり、leoさんが一般社団法人であるメディポリス国際陽子線治療センターを「個人病院」と呼ぶのは日本語の誤用です。leoさんが陽子線治療を「量子線治療」と誤って呼ぶのも同様ですが、ある人物がある分野にどの程度通じているかはその人の言葉の選択に自然と表れるもので、私も仕事で客先の人と話すときに常々感じることですが、自身の仕事を把握し関連分野にしっかり目配りしている人は用語の選択が的確であり、知ったかぶりの人はそこで馬脚が現れてしまうものです。

    一般社団法人といえば、日本の成長戦略の柱の一つとして政府が掲げる方針「健康・医療の国際展開」の実践団体として設立された「Medical Excellence JAPAN」という一般社団法人がありますが、今日そのMEJのホームページにメディポリス国際陽子線治療センターの交流見学会が行われたと載っていました(https://medicalexcellencejapan.org/jp/report/detail/618/)。医療インバウンドの拡大が政府の目標であり、その海外需要を日本に呼び込める強みといえば、先進的ながん医療が有力と目されるのは自然なことで、今年は日本テレビ『世界一受けたい授業』で陽子治療とコラボしている新日本科学が運営するホテルが日本全国のお茶の間に紹介され、テレビ朝日『スーパーJチャンネル』でも大きく取り上げられています(下のYouTube動画)。このようにリゾート滞在型がん治療の周知が着々と進み話題となることは株主として楽しい事ですが、一方でここの常連であるleoさんの認識が非常に低いレベルに留まっているのは遺憾なことであり、もしかしてleoさんの家にテレビが無いのであれば、たとえば次のようなネット上の記事に目を通してメディポリス国際陽子線治療センターが医療ツーリズムの分野で注目の施設であることを知るのもよいでしょう(https://prcompass.sd-h.jp/n/nc5b2fca0818a)。

    世界唯一”リゾート滞在型「陽子線がん治療」最前線…治療の合間に温泉・レジャーも【Jの追跡】(2023年5月20日)
    https://www.youtube.com/watch?v=gAObuGy5Nyw

  • >>No. 21

    そういえば昨年leoさんが陽子線治療のことを量子線治療と繰り返し間違えて書いていたのでそれを指摘したところ、間違いだらけの長文の言い訳が返ってきたので、それに対して私が量子線とは可視光線やらX線やら陽子線やらを全て含めてた放射線を指すので「量子線治療」などと呼ぶと何を使った治療なのかはっきりしなくなる、と説明したことがありましたね。(https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1002395/2395/38/729

    leoさんの「ここは元々重粒子線治療をやっていた」という奇妙な思い違いも当時からで、自身の思い違いを根拠にして「元々重粒子やって陽子やってと、信念なくふらふら」と言うのはナンセンス。メディポリス国際陽子線治療センターは2011年の建設当初から陽子線治療施設であって重粒子線治療施設であったことはなく、それは同センターのホームページを見ても明らかです。

    株とは別の話になりますが、陽子線治療と重粒子線治療が従来のX線を用いた放射線がん治療に対して持つメリットは、知っておいて損はない知識です。たとえば赤外線ヒーターのこたつを思い浮かべれば分かるように、一般的にはエネルギーの発生源に近い物体ほど大きなエネルギーを受け、この原理のとおり線源の手前にある体の組織が、体の奥にあるがん患部そのものよりも大きなダメージを受けてしまうのが従来のX線がん治療(下図の青色線)。これに対して水素原子核を光速の60%という高速のビームにして照射すると、患部の手前やその向こうに与えるダメージが低く、最適の距離でがん細胞に大きなエネルギーをぶつけることができるのが陽子線治療(下図の赤色線)。副作用や2次がん発生のリスクを思えば、正常細胞へのダメージが少ないほど良いのは言うまでもありません。

    日本人男性が生涯でがんに罹患する確率は65%で、私かleoさんのどちらかががん治療を受ける未来を想定できますが、「周りの健康な組織を削っていることには変わりない」という不確かな認識で先進的がん治療法に無関心であると、将来その生死を左右することも可能性としてあり得るわけです。

    出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/bcdde2cba8c8b50a8a3b572556ccb34493b952b1

  • 87eさんが「一般社団法人 メディポリス国際陽子線治療センター」のことを書かれているのであれば、新日本科学とは別会計であるのは留意すべき点ですが、かつてこの点を勘違いしていたleoさんが人の事を言うのは可笑しさがあります。そういえば87eさんは「重粒子線」と書かれていますが正しくは「陽子線」治療。これもかつてleoさんが「量子線治療」と間違って書いていたのを思い出しますが、期待するにせよ文句を言うにせよ、まずは事実を把握するのが順序ですね。実際問題としては「リゾート滞在型」陽子線治療として協業関係にあるメディポリス国際陽子線治療センターの注目度は、新日本科学が運営するホテルの利用率ともリンクしており、主力の前臨床CRO事業に比して小さな規模とはいえ新日本科学の株主が関心を寄せるのは理由があるわけで、「新日本科学の業績に関係ない」というleoさんの意見は事実に即していないでしょう。

    ともあれ株主といっても長期から短期まで十人十色でいろいろな見方があるでしょうが、私たぬきが株主の末席に連なるものとして「メディポリス国際陽子線治療センター」に関心を持つ理由としては次の三点が挙げられます。

    ①医療ツーリズムの発展と連動する将来性
    ②国内最大級の陽子線治療施設を擁する話題性
    ③社会貢献およびSDGsとそれに関心を持つ層からの投資

    そして株とは別の観点ですが、こういった利益の問題よりも重要なのが命の問題。日本人の二人に一人が生涯でがんに罹るというのが現実である以上、より良いがん治療に関心を持たないというのは、自分の命の存続に関心がないのと同じことになるでしょう。たとえば近年急増している「前立腺がん」は、確率として日本人男性の十人に一人が罹るとされていますが、がんの周囲まで影響がおよぶ従来のX線治療では、がんを退治出来たとしても排尿・排便あるいは性機能に障害が残る危惧があります。これに対してがん細胞に照射のエネルギーを集中できる陽子線治療では、これらのクオリティライフに関わる機能を保てる割合が高いという利点があるわけで、その発展と普及には大いに期待しているわけです。

  • 日本ゼオンが開発している電池関連の新技術としては、カーボンナノチューブを応用した画期的なリチウム金属電極にかねてより期待していますが(https://www.zeon.co.jp/news/assets/pdf/220125.pdf)、今日発表があったエネルギー節減・設備投資削減・PFASフリーにつながる電極のドライ成型法も、今後要注目の技術となりそうですね(https://www.zeon.co.jp/news/assets/pdf/231205.pdf)。

    日本ゼオンにはカーボンナノチューブという材料面での強みがあり、それに今回のIRに見るような製造法での強みをうまく組み合わせると、リチウム電池材料の分野で相乗的な強さを発揮する企業になるのでは・・・などと将来を想像するのも楽しいものです。

  • ふだんサッカーを見ない私は岩田さんのブログで今ごろ知りましたが、「鹿児島ユナイテッドFC」のJ2リーグ昇格決定おめでとうございます。

    チームのユニフォームに期間限定で新日本科学のロゴが付いたという話を以前見ましたが、来年のJ2リーグでの試合でも新日本科学の社名入りユニフォームを着て選手が活躍してくれると、今までとは違う層で会社の知名度アップにつながっていきそうですが、そのあたりいかがでしょうか解説の岩田さん(⌒-⌒)。

  • 休日のネットサーフィンにいそしんでいると、ニュートリノ検出器D-Eggの写真が目を引きました。
    https://www.asahi.com/edua/article/15065984

    並んで写真に写っている千葉大学の石原安野教授は、同大学の吉田滋教授とともに南極ニュートリノ天文台IceCubeの大規模アップグレード計画に関わるキーパーソン。2012年に宇宙からの超高エネルギーニュートリノを発見し、国際的なビッグサイエンス事業に携わる日本人科学者として最近注目されています。

    来年2024年は、南極点の氷深くにD-Eggが埋設され、豊富なレアアースが堆積する南鳥島沖の深海に江戸っ子1号が展開し始める年。耐圧ガラスが科学技術の先端で活躍するシーンが今から楽しみです。

本文はここまでです このページの先頭へ